新たに
新生カフェ哲のオープンを、心よりお祝い申し上げます。空に雷鳴轟く中を六本木一丁目に到着し、ポツリポツリと雨が落ち始めたちょうどその時、新生カフェ哲にたどり着くことが出来ました。あまりに美しいマーブリングのレースカーテンが目に沁み入り生命に沁み入り、それだけで泣けてきます。高麗さんが直々にコーヒーを淹れて下さり、思いがけずも詩まで頂戴し、体の芯から涙よりなかったのです。全てが生命に沁む、極上のひととき。古今東西唯一無二の場。地下の高麗恵子ギャラリーは時が経たからこそ見えてくる秘密の輝きに満ち、時を忘れて身を置きました。続く「再生カフェ哲サロン」にも身を置けました事、心よりありがとうございます。
この日に向かわれる動き、猶予ない時ということだけはわかる日々。今年に入り、本当に何もわかっておらず何も出来るようになって来なかった自覚が生まれ始めてからは、言葉を発することも今まで以上に容易ではなくなりました。先日の焙煎時にいだきしん先生がウェブサロンに下さったメッセージの数々、そして盛岡の語る会にてお話下さったこと、そのまま受けとめます。長い年月、どれほどの経験をさせて戴いても活かせずにきた結果の今です。それでもここからどうするかよりありません。生きて生身でお会い出来ている事、生きながら変わっていける機会がある事。そして、日々日々、今の時をお伝え下さり、出会えたことを活かせるようにと渾身で語って下さる高麗さんがいらっしゃること。ただただ心よりありがとうございます。ここから新たに歩みます。