新たな人生
「人生」がテーマの渋谷のコンサート第一部では、ある光景が浮かびました。肌寒く空気の澄んだ青みの濃い、ほのかにピンク色が照らす夜に近い夕景で、夕露の染みた土の匂いまでが香ります。大陸を思わせるダイナミックで広い大地がひろがり、地平のはるか先を眺めるある人の姿は、未来を見る先祖の姿と感じました。「人生」がテーマの演奏で、その光景からはじめて自分が死んだ後の世界の事を考えました。刹那的であまりに命が軽んじられ、人の一生や培ってきた事業が終わっていくことも多いことを目の当たりにする中、これまでつくられてきた、波に乗ればある程度のところまでは食べていくことができた、そうしたことが、大転換期には「存在証明」ともいえる本質的なことを問われ、人生の要をわからないと先を創れないのではと感じるのです。証とし、何を残したら…と考えても形として浮かぶものではなく、人を助けていきたいという気持ちがありました。二部の女と男、では初めて経験する音に、記憶というより体感で今も身体に有ります。美しくもたくましい力強い国生みのような音でした。自律して生きることを示され、道を創ると気概に満ちて終演となりました。
昨日の府中どりーむホールでのコンサートでは、古代と今、未来を繋ぐと感じる異空間の場に身を置いて、心地よさ、癒しの神に包まれているようでした。そして具体的な未来を示されます。明け方に寝てしまう習慣が続いており、これはいけないと昨夜は早く寝ようとしましたが、かえって眠れず、やることをやってから寝たら眠りは深く朝すっきり目覚めることができました。また、朝起きると、マイナスなものを引き込むようなものが内から無くなっていていることに気づきます。自分を責めること、『仕方がない』『やっても仕方ない』…、世の中の空気に知らず知らずのうちに浸食されていたことに気づき、あきらめて生きている様相は、そのことが生命美しい方、こどもたち、未来に生まれる生命へのいかに負担になっているかをコンサートに連日参加して自覚でき、心底変えていきたいと臨みます。環境を変えたい生命の要求にも気づきました。
ビデオ講演会を拝聴し、コロナ禍でご案内する人も来たことのある人にすることが多かったのですが、どんな状況下でも、開拓をして『万人に伝える』とおっしゃられていたことから、初心をもって臨もうと切り替わりました。
先週は仙台のコンサートで、知人が大変久しぶりに参加したのですが、異空間に身を置き、一般的なビジネスのセオリーが通用しないと感じる中で、普段と全く違う発想が浮かぶこと、最初眠くてもだんだんと覚醒していき、未来を感じるので、コンサートに身を運ぶ、と話していました。コロナ禍で滞っていた仕事の話も進みます。各地で開催されるコンサートも、人に出会い、仕事を創っていくことで参加していこうと6月の連続コンサートの最大のチャンスを生かし、新たな人生を歩んでいきます。
先生、高麗さん、先駆けて機会を創り続けてくださり、ありがとうございます。本日も参加させて戴きます。