新しい風
いつになく、いつもよりすこやかに目覚めることができ、美しい富士山を仰ぎ、新しい風に涙込み上げ、1日が始まりました。人間が空間を創ります。そして人間が状況を作り、変えていけるので、毎日状況を変える動きを作ることに尽くしています。富士山の勇姿に励まされ、おおいなる勇気をいただきました。今日は兄の命日です。今も覚えていてくださり、たくさんのお花をお贈りいただき、心からありがとうございます。皆様のお気持ちがありがたく身に沁みます。昨日講演会に向かい家を出た時玄関で鍵をかけた時に一陣の風が吹きました。兄が死んだ時に吹いた国創りの魂の風と同じ風と思い出した時、命日が近いことに気づきました。あの時も玄関で鍵をかけていました。その瞬間、風の行方を追っていった時に兄が最もやりたかったことであろう国創り事業を私が立ち上げると心に決めたのです。兄の通夜の日に、生活サポート事業を立ち上げました。キッチンラボも食べ物がなくて亡くなる老人がいるとニュースで知った時に先生がそんなことが起こる国は人間が生きる国ではないとおっしゃった一言が心に沁み、食の事業も必要と考え、立ち上げたのです。オープン日は11月25日、兄の命日となりました。今は拍車をかけ、状況を変える動きを作る時です。真剣に取りくみます。一人一人の能力を最大限に発揮し、力を合わせ、新しい状況作りをしていく時と見えていますので、実行する日々です。
夜にはレバノンからレバノンの方が高麗屋にお越しくださいました。戦禍の中で避難民を助けながらベイルートで避難生活をしておられたのです。いろいろとお話をお聞きし、大変な中で生きるたくさんの方々の安全と無事を祈らざるを得ません。少しですが、NPO高麗からご寄付をさせていただきました。皆様のお気持ちを届けさせていただきました。いつも何故こんなにも多くの人が犠牲になるのかとやりきれない気持ちになりますが、必ず新しい世界を創造し人間の生命が犠牲にならない世界を作ると改めて心に誓います。危機にある世界です。人間とし生きることが新しい状況を作ると考えます。催しをさせていただくことは最も状況を変えていくエネルギーとなると感じ、大変ありがたく、全力で取り組んで参ります。27日の京都は何度も申し上げていますが、舞台と客席が同じスペースの贅沢な会場です。私が最も語りやすいと先生が何度もおっしゃってくださいました。そして楽しみでならないともおっしゃってくださっています。皆様にご参加いただきたい気持ちが湧いてきます。共に経験できますことを望みます。昨日の講演会のように大きな山を乗り越えていく要の催しは外してはならないということを甚く感じることが起こっています。大きな山を乗り越え、更に次への向かう新しい流れに共に乗っていければ幸いです。大きな山を乗り越えたことを新しい風が伝えてくれたのです。人智を超えた存在、はたらきかけひとつに生き、人間が生きる世界を切り拓きたい気持ちを実現します。今日もありがとうございます。