新しい愛の風

ジェンダーを巡る講座をありがとうございます。
迎賓館コンサートに続き、燃えるような熱さと意識の及ばない世界に身を置き、次第に普段なら有り得ないほど具合も悪くなって行くのでした。普通人間ならこうする、こう言うという事、時間の感覚までもが尽く無くなって迎賓館コンサート前後からの頭の変革が続きます。
経験が言葉を超えて表現を学び、いずれは言葉から経験になり、周りの状況に左右されない場での経験が深まることはコンサートに於いても男女の事に於いても本来は同じなのだと分かりました。いだきしん先生のジェンダー講座を聞くようになってから、学校や社会では如何にもつまらない世界を知り生きていたことに今でも衝撃を受けます。日本の女性の不思議な存在であることはこの世のどこでも見つける事ができません。日本から始まる男女の愛そのものがいよいよ迎賓館で表現され世界へ向かう今もっと強い体が必須とわかり鍛えます。
心を取られ背を向け合う恋とは完全に過去のものとなり最新の事がピアノの音に表現され、若い女性の心と体、男女の関係にはどんどん違和感と不調が現れているように思います。
新しい生き方がこの身にも衝撃的なほど更新され続け、世界が変わって行くことを確かに分かる日でした。音を立て新しい国が生まれるようなエネルギーにて人間も進化して行けます。
ビデオ講演会と即興詩では高麗さんの明るく軽やかなお声だけが耳に届き、心から楽しいことに感謝します。耐えがたい具合の悪さで何も認識出来ず、楽しさや喜び、コーヒーの美味しさだけが風のように心地良く在りました。
途轍もない時代に生まれ合わせて、体も言葉も豊かに生き始めます。