新しい器

Photo by Keiko Koma
朝霧が素敵だったと比叡山に上がってきた仲間に聞きました。枯葉が地に落ち、枯葉色の大地に深い霧がかかっていました。今年最後の京都、比叡山での活躍が終わりました。工房では先生の器作りが行われました。大変美しい高句麗色と私が呼ぶ、なんとも美しい深い魅力的な色合いの器を大切なものを置かせて頂いています所に飾らせていただきました。畏れ多く、部屋の空気が変わった事が瞬時にわかりました。器であっても存在を感じ、私も人間になっていける感覚を感じ、ありがたいです。今日もたくさんの素晴らしい器が誕生しました。何処で皆様に見て頂けるかをスタッフと相談しましたが、今は運びだせないと感じ、いつの時にか、ご鑑賞頂けますように考えていきます。
昨日の応用コースにて綺麗に強く生きる事をおっしゃって頂き、心に刻みました。今日、お手紙をお出ししました海外の方はリストアップして頂きましたアメリカに住むパレスチナ人の女性ですが、パレスチナ人とし生きる事は、差別が酷く大変困難である事を語っておられました。あまりに過酷な現実に悲しくなりました。世界中の人が人間である事を取り戻していけばいいと心から願います。昨日の2つの先生の講座を経験させて頂き、分かった状態で文章を書いてみました。いつもと殆ど変わりませんが、自分の内では何かが変わってきたので、少しずつ変えていける事に望みを託し、世界中の方に先生の事をお伝えするお手紙を出し続けていく気持ちでいます。
今日、赤穂浪士討ち入りの日は亡き姉の命日です。驚いたことに、ある受講生から姉の命日にと少し前に綺麗な花束を頂いたのです。この頃になると、存在を感じるとおっしゃり、下さいました。なんということでしょう。お気持ちに感謝し、子供達が生きていける社会、地球環境を作りたい原点に立ち戻ります。母から綺麗すぎてこの世では生きていけなかったといつも聞いていたので、美しい生命が美しいままに生きていける社会を作りたい気持ちがずっとありました。今、いだきをさせていただいていますので、美しい生命が生きていける環境を作っていけますことに感謝します。
今日は比叡山で暗く冷たい風を受け、胸が暗く苦しい状態で東京まで帰ってきました。あまりに苦しくなり、先生にお話しさせていただくと何を被ったかがわかりました。動かぬ状態でした。ひとつのところから動かないと心が閉じ、暗いことが当たり前になると感じます。胸の苦しさがひいていった時、胸が開き、気づけば、コンサートをお誘いすることを考え始めていました。胸がひらき、心が明るいと動きが生まれます。17日の狛江での先生のコンサートは都合が悪いとおっしゃる方が多かったですが、ご参加いただけますようにと願います。他の何をもっても経験できないことを経験させていただくコンサートです。生きていく上で最も大切なことを学び、身につけていけるのです。最優先しご参加いただき、共に喜び愛を経験したいと望みます。そして不合理な社会の中で苦しみ、困難にあるたくさんの方々が生きていける世界を皆で力を合わせ作っていければいいと望みます。心からお待ちしています。
ありがとうございます。
