感じること、気持ち
11月27日京都コンサートホール、11月28日びわ湖ホールでのいだきしん先生のコンサートに参加させて頂き、2日間の大変有意義な経験をさせて頂き誠にありがとうございました。
京都コンサートではFacebookで繋がりアプローチしていた方がお越し下さりました。脳梗塞の後遺症で手足の痺れがとれず、歩行が困難とお聞きしていました。不安なお気持ちが少しでも解消されるよう何日も前からメッセンジャーでやりとりし事前準備をして当日に臨み、無事に何事もなくコンサートにご参加頂く事が出来、良かったです。お別れの際に「大変貴重な経験が出来ました」とにっこり笑って頂けて嬉しかったです。この日の実現の為に仕事の調整をして下さったNPOのスタッフの皆様にも助けて頂き、ありがたかったです。
肝心のコンサートですが、連続勤務や睡眠不足、スマホ画面の見過ぎ等で首肩は凝り固まり身体はガチガチで、情け無いことになかなか最初は先生の音が内側に入ってこない状態でした。人智を超えた壮大なパイプオルガンの演奏を身に浴びながら、少しづつ自分の中で何かが解れてゆき、第一部の最後には銀河系の宇宙空間に魂が還る光景が感じられました。第二部はもうあまり覚えておらず申し訳ありませんが、最後は自分の内側がまぁるくなって終わりました。
翌日である今日は八坂高麗ギャラリーカフェに伺い、歴史を感じる雅やかな空間にて、先生焙煎コーヒーと低糖質とは思えない甘く美味しいスイーツを頂き、吹き抜ける風を感じ、心底癒されました。
又、京都の四条烏丸交差点でコンサートパンフレットを道行く人にお渡しし、純粋な気持ちに徹して生きていけたら素晴らしいだろうなと感じていました。昨日ご参加下さった方に、少しでも元気になって頂きたく「本音で生きて下さい」の本と白いコーヒーのドリップパックをお届けし、帰り道に下鴨神社に立ち寄り美しい紅葉を楽しみ、秋の風に揺れる落ち葉を堪能させて頂きました。
夜はびわ湖の湖畔を受講生の方とご一緒し、深い人生のお話をお聞きしながら歩いてコンサートホールへ向かい、会場では美しいマーブリングのお着物姿の高麗さんがお迎え下さり、新作のマーブリングに出会わせて頂き楽しいばかりでした。
びわ湖ホールのコンサートでは、第一部は昨日の京都コンサートで感じた宇宙空間を心に、音に集中し身体を感じながら聴かせて頂きましたが、やはり首肩がガチガチに凝り固まっていて、頭と身体が首で切断されている状態は解かれないまま演奏は終わりました。第二部は不思議と音が初めから心に沁みてきて、身体を感じ深く深く演奏をお聴きしました。だんだん脊髄と脳が繋がって感じられ、最後はすっきりと楽になりました。昨日私が着ていたマーブリングのワンピースの模様を「蝦夷が入ってるね」と声を掛けてくれた仲間に「父は東北出身なの」と返した言葉を思い出し、歴史というのかわかりませんが、自分の気持ちとは私が元でなく、もしかしたら先祖の誰かから始まり、今に続いている気持ちなのかもしれないと感じました。人と人の繋がりにより助けられ、生命の内にある繋がりにも助けられ、宇宙空間との繋がりにも助けられ、人間という存在とはを深く経験をさせて頂いていると感じます。先生の音は膨大な情報が表現されていると考えますが、自分の器の内容でしか受け取れないのですが、コンサートという新しい空間が表現される場で感じた事を表現し、存在とはをよりわかり、器を広げてゆきたいと望みます。かけがえのない経験を誠にありがとうございます。明日の迎賓館コンサートはLive配信にて聴かせて頂きますこと、楽しみにしております。