愛
11日のコンサートは物凄い経験でした。第一部で「戦いの奥義」とお聞きした瞬間どきっしました。まさに求めていたことだったからです。8日からずっと続けてコンサートを経験する中で気がつくと、戦うことを身につけようと、躊躇無くそのど真ん中に入っている自分に驚きました。今まで戦うことから逃げていたからです。私は戦うということを思い違いしていました。敵という対象があってそれと対決する、力の強弱で決着をつける、そういう戦いではたとえ勝ってもいつかは負けるし、それは心に恐怖や不安を植え付けます。でも先生が教えて下さる戦い方はまるで次元が違います。それは人間本来のあり方、生きる姿勢そのものであり、まっとうに生きることそのものです。「戦うことをこわがってはいけません。」と確かメッセージのお言葉にありました。どうせ自分は弱いからとあきらめて、戦いは苦手だと背を向けて、恨みつらみを引きずり生きている姿勢はまさに隙だらけでした。そのような自分の腰が引けた生きる姿勢を、まるごと変えて頂きました。悔しい思いや恨みをためて鈍くなっていた状態を、全て払い、浄めて頂き、真の戦う姿勢を身につけていくプロセスの只中に身を置かせて頂きました。それは私一人の経験ではなく、おそらく先祖代々続いてきた、負けることの無念さ、悔しさ・・その綿々と続く重い流れを一気に断ち切って下さったと分かる瞬間がありました。怒濤のような音の中で一族まるごと清め昇華して頂き、本来の人間の強さ、美しさを取り戻させて頂いて、人生の新たな生き直しのスタートに今立てることが、感謝よりありません。
第一部のパイプオルガンの演奏に入った時、一瞬、パイプオルガンというイメージが戦うこととつながらずに、むしろ戦いと正反対のように思えて戸惑いましたが、それがまさに自分の今までの間違った思い込みであると分かり、それは瞬く間に自分から剥がれていきました。降り注ぐパイプオルガンの音は、宇宙の遙か彼方の根元とつながって、そこから私達に一人残らず、滝のように降り注がれていました。先生が演奏で現して下さる、この降り注ぐ音の瞬間瞬間は、実は日々の瞬間瞬間がいつもこうなのだ!これで生きるのだ!戦うとは、そして隙が無いとは、いつも大いなる存在に心を合わせそこから決して離れないこと、大いなる存在とつながり一つで生きていること・・!と、渾身の演奏で叫ぶように伝えて下さっていることを全身で受け止めました。
「どこから見ても正しい」・・言葉が正確ではなくて大変申し訳ないのですが、そのようにメッセージの中の言葉が心に残っています。その言葉をお聞きして、すぐに先生と高麗さんのことが浮かびました。正しいとは、正しいか間違いか、善か悪か・・そういう次元とはまるで違う正しさなのだと、先生と高麗さんの生きる姿勢、ご活動が教えて下さいます。戦うことは生きることそのものであり、そしてそれは「愛」です。「愛」こそ正しいこと。どこからどう見ても一分の隙もなく完璧に正しいことです。「愛」を、これほど明確に、一分の誤魔化しも無く、分からせて頂けるのも、戦うことから逃げずにそのど真ん中に入って行くからこそです。「愛」がこれほど輪郭をくっきりと美しく、強く、輝いて立ち現れたことは今までありません。「この場はコンサートではない。」という感覚がずっとありましたが、昨日の経験で、この場は修練、鍛錬の場なのだとはっきり分かりました。コンサートに臨む姿勢がすっかり変わりました。コンサートという形で、イスに座っているだけで、この世でのいかなる修練や鍛錬も及ばない、戦うことの修練、鍛錬をさせて頂けることの凄さ、そして有り難さを噛みしめます。
今でも余韻冷めやらず、これほどの経験は自分一人の生きることだけに留めてはならないことです。自分一人の経験で参加させて頂いたのではないです。第二部で、日本のことばかり心に浮かびました。8月15日が近いことを思い、「敗戦」という言葉が胸に刺さるように浮かびました。日本は負けた・・戦いの真実も分からないまま、真実は埋もれ隠され、負けたことを潜在的に引きずり、卑屈になり、腰が引け、醜くなってしまったのか、と思い胸が痛みました。府中で連続のコンサートがあったこと、そしてそこに参加できた私達一人一人が、先生の演奏をお聴きして、経験をし、生まれ変わり、本当に強く美しく戦って生き始めることから、日本は蘇りはじめ、開花し、そして日本は世界の要になる。と見えました。そのような一人に成れますように修練、鍛錬をしていきます。
本日からオンデマンドで視聴できますので、コンサートのメッセージの一部と二部の全文を正確に書き取らせて頂くことが出来、日々繰り返して読み、現実の中で身につけていくことが出来ます。オンデマンド配信して下さり、メッセージ文の全文がわかり、先生の渾身の演奏を繰り返しお聴き出来ますことに心から感謝いたします。
日本のことそして世界のことに心が向かずにはいられない、この8月の日々に、尊いコンサートを連続で経験をさせて頂きまして、まことに有り難うございます。