愛
第一部 「長崎を最後の被爆地に」
1945年8月9日午前11時2分、73,884名が亡くなりました。74,909人が負傷し、原爆症で苦しみ、生き残った方達も時が経つにつれ様々な病気になり、78年たった今日でも原爆症により苦しんでいる方達がいます。
ロシアがウクライナに侵攻し、いつ終わるともない戦争は続いています。長期戦になればなるほど核の脅威は増します。
今や人類全体が未来に生きる内面「いきるちから」をあらわし融合し前に進む時です。
第二部 「新たな愛」
愛は幾重にも重なり層をなしているようです。その時々に表層から次々と反応し交わり、次の層に反応し交わり、一見愛の成長のような様相を呈します。
「新たな愛」を希求します。
愛はとどまることはありません。
物に置き換わることはありません。
一般的な物に脅かされることもありません。
愛は「いのちのちから」です。
年齢と共に深い層と交わり宇宙にとけこみます。
若い時は一過性としてありますが、ある年齢以上では絶えず宇宙とひとつです。
全人類を平和に導く礎です。
11時2分、黙祷を捧げ、胸の内の涙は2度とこのようなことのない世界を作るよりない気持ちよりありません。コンサートメッセージが心に染み、祈るようにし読ませていただきました。先生のお言葉はすごいです。1945年8月9日に起こった事実を記すお言葉であっても、アナウンスで声を出して読む時、胸の内に無数の魂が共にあることを感じ、涙が滲むのです。言葉にならない感情は胸の動き、涙により共にします。祈る気持ちで先生のピアノを聴かせていただきました。焦土と化した大地が見え、お亡くなりになられたたくさんの方々を思いました。長崎での初めてのコンサート開催にあたり長崎を歩いた時、ちょうど午前11時頃だったと思いますが、とてつもない熱さに襲われ坂道で倒れました。教会に向かう坂道でした。この尋常ならぬ熱さは原爆に関係していると感じました。8月の暑い日でしたので、今日のような暑い日のちょうどお昼前の今頃に原爆が落とされたのだと倒れながらも感じていたのです。長崎も広島の時と同じ、泣きながら歩いた地です。過去の様々な思い、経験を含め、過去がなくなるたくさんのはたらきかけが注がれていると感じる演奏でした。愛をつぶしていく闇の勢力により、人間は人間としての人生を生きていけない人生を余儀なくされてきた人間の歴史です。原爆により生命を落とす言葉によっては表現しくせぬ人生をどうしてくれるのかと誰にともなく訴えていました。愛がつぶされた歴史を生きてきたのです。今、ここで愛に生きる人間が現れ、増えれば世界は変わると見えました。愛がつぶされた大地に新しい愛の芽が生まれる光景が見えます。休憩時には、ウクライナの方に今日のメッセージは長崎のことをお伝えくださり、ウクライナのこともありましたとお伝えしました。日本語でウクライナとロシアという音が聞こえたそうです。手を合わせお礼をお伝えくださいました。
第2部のメッセージが「新たな愛」でした。演奏をお聴きし、頭につくられた愛の限界の枠が見えました。その枠が解れた時、全く違う世界で生きているようでした。自由であり、誰の生命とも、あらゆる生命ともひとつにつながり交流する生命を感じ、とても心地よいのです。愛を経験し、人間は愛によってより生きていけない存在と生命で経験しました。世俗では年齢とか関係とかにより愛が規定されてしまっていると感じました。それは愛とは言わないのに愛と思い生きることの愚かさを感じます。愛はすべての生命とひとつにつながり世俗の年齢も階層も何もないことを経験しました。「愛は「いのちのちから」です」とは真にそうです。「年齢と共に深い層と交わり、宇宙とけこみます」とのメッセージは愛の本質と感じ、このようなことを教えていただき、経験できますことにおおいなる喜びが生まれます。どこの場面であったかは覚えていませんが、三鷹の大地が光に満ち、魂が喜びお礼を言っていました。私には地震が来たのかと感じましたが、大地が動き、次へ行ってくださいとのメッセージに聞こえました。三鷹の地はいだき講座をはじめさせていただきました。コンサートもたくさん開催しています。大地はお礼を言い、他のところも行ってあげてくださいと伝えているようでした。ありがたくて胸熱く震えます。
アンコールの手拍子の時に、ある音と手拍子がひとつとなり、空間がひとつになりました。地球上の空間がひとつになったと見え、武者震いが起こりました。そして2度目のアンコールの演奏は愛よりなく、私は愛の演奏をお聴きする時は「生きている」と実感でき、感動と喜びで涙よりないのです。この瞬間瞬間を経験する為に生まれ生きてきたと感動に震えます。ウクライナでもコンサートができたらよいと感じましたし、最後は長崎の地の涙を感じ、涙しました。原爆を落とされることなど、あってはならないことです。広島にも行きたい気持ちでいますが、長崎も行きたい気持ちが生まれました。人間が愛を経験することより解決はないと今日も行き着きました。日本各地で先生のコンサートをたくさん開催できれば、愛に満ちる世界となると見えます。日本全国歩けるように考えます。コンサートが終わり、ウクライナの方に長崎のこと、ウクライナのことを心にコンサートをお聴きしていたこととウクライナでコンサートをしたいですとお話ししました。コンサートで経験した愛を世界中の人と共に経験したいと心の底から望みます。真に「いのちのちから」を得、明日から新たに出発です。ありがとうございます。