愛
今日の為に迎賓館を作らせていただいたと心から感謝し、涙あふれます、外でのコンサートは敵陣に入り開催していたようなものだとしみじみ感じました。姿勢を正さねばならない、よくわかりたいと必死で聴かせていただくこともなく、生命の深奥まで愛よりない演奏と表現によりたちあらわる愛よりない世界に身を置いているだけで自然と姿勢は正され、わかろうとしなくてもなんでもわかる感覚が生命には備わっていることをわかります。気を遣うことも、力を入れてなにかをすることもない状態を生まれて初めて経験しました。昨日から今朝は、疲れ果ててしまい、いつにない体調が不安となり、迎賓館に着いてからも力が入らずに、倒れるのではないかと心配となり、何かが起こる前に先生にお話させていただこうとし、コーヒーを淹れてくださっている先生に力が入らないことをお話していたのです。気を遣うことも疲れ果て、気がまわることも疲れ果てていました。仕事をする上で全体を見、先へ先へと気をまわし、行うことは当然ですが、部分的なことを行なっている人はそれより見えないので、歯車が合わない感覚がいつも辛く、疲れ果ててしまいました。今日の迎賓館でのコンサートでは、そんな気も遣うことなく、ただただ愛を感じ、自由であり生命はやさしいです。休憩の後のお話にて調律師さんが外のコンサートホールのピアノを調律することは苦労を感じる程ですが、迎賓館のピアノの調律は苦労を感じないと先生がおっしゃることが私にとっても同様と感じました。外では気を遣い神経張り詰め、苦労しながら愛を経験し、心身を回復している状態であったと気づきます。迎賓館では愛よりなく、安心して座っていられます。先生のお誕生日の前日なので、イヴだからとの先生の表現を受け止めながらお聴きする演奏からはまさしく先生の誕生前の愛の備えをしているたくさんの働きかけに満ちていました。人間にはわからなくても目に見えない世界では総動員で先生の誕生の備えをしていたのだと見え、私は自然と頭が垂れたのです。涙と感謝よりありません。これからは外でのコンサートホールでも、迎賓館での今日の経験を活かし、外に気を遣う事なく愛のままにいれるようにと望みます。これからマーブリングに行ってきます。人生初めてと表現したい生命の深奥の感動のままに。。。ありがとうございます。