愛の風
昨夜は眠れぬままに、世界ブランドについて考えていました。紙に書き出しましたが、具体的に動かずしては何事も成していけないとは甚くわかっていますので、考えました。すぐにやることは見えてきましたので、行い、向かっていくことに心がときめきます。コンサート前は、胸を殴られたような痛みがあり、先生に連絡させていただき、今日も行くまでに大変でした。なんとか会場まで行き着けました。やはり、先生のコンサートはただ事ではありません。生命賭けと言っても過言ではないと今日も身を以て感じました。
メッセージは第一部「心身は生あるうちはひとつ」
「心身は、部分的に使われ、部分的に使い、かろうじて分裂しないであれば、一応はよしとしてそのうちに慣れてしまいます。しかしながら、大きな社会変動、あるいは自然災害などがあった時にすぐに立ち行かなくなります。部分から全体へと簡単に言い表せますが、「全体」って何でしょう。「心身は生あるうちはひとつ」です。すなわち、まず内面から本日の演奏により、次々解きほぐしある時点までいった時に「全体」が自覚されます。」
ピアノの音はどこまでも優しく、愛を感じます。杉並の地であるからではないことは重々わかっていますが、この地でより聴けない音と感じる音が鳴り始めると、初めて先生のコンサートを開催した時を思い出し、ゼロスタートで開拓した時の息吹が蘇り、心がワクワクします。生命ひとつと感じる愛の音にやすらぎます。音からたち現る世界は、先生を中心とし、一人一人が先生につながり、生きる世界が見えます。全体とは先生の存在とは目を閉じるといつも見えていますが、今日のコンサートでは先生が全体であり中心でありことが鮮明に現れています。全体とつながらない生命はなく、全体と繋がらずには人間にはなれないことを生命で経験します。その後は、頭が垂れるばかりです。頭の枠が解けて、頭の芯までほぐれました。第一部が終わった時、頭の枠もなく、体の枠もない私の内に、幼い頃の私が見えました。私は幼い頃に世界の平和を願い、人間とし真っ当に生きることを望みました。ずっと望み、願い、世界の平和という夢を抱き生きてきましたが、これからは実現していくのだとわかりました。幼い頃の自分が残像のように見えるましたが、実現していく時とわかった時、消えました。幼い頃のままの私がいることを自覚した時、起こる巡りや答えが出せずに苦しむことの原因をみたように感じ、妙に合点がいったのです。これからは願うこともなくなる程に実行していく時と感じます。
第2部は「全体にとけあう愛」
「全体にとけあっていかないと愛にはなりません。言葉に要注意。特に書き言葉に。あるいは甘い言葉に。とけあい発見し意識せずとも成長し意志は決まり、人それぞれでありながら「ひとつ」「全体」になるというこれからの未来に欠くことのできない「愛」です」
はじめから懐かしく、のどかな昔の光景が見える香りがしました。ここはどこかと内面を辿ります。高句麗的と感じながらも、それだけではないアジアを感じる香りのする演奏に心がときめきました。1998年に初めて高句麗の地へ行きましたが、同年韓国KBSホールにて先生のピアノコンサート「華麗なる高句麗」が開催されました。私はハングル語の詩集「出会い」の出版記念パーテイーを新羅ホテルにて開催しました。開催前の事前打ち合わせの為に韓国を訪問した時、日本の昔を思わせる風景や家族を大事に暮らす空気に日本の昔を知らないのに、懐かしくて涙したのです。演奏からその時のことを思い出していました。この香りは東アジアをひとつにと願う気持ちを実現したく韓国へ行ったり、中国での活動を見つけようとしたりと動いてきたことを思い出す香りです。これも夢でした。一部にて幼い頃にみた世界平和実現の夢と共に2部では東アジアがひとつになる夢を思い出しました。やがて演奏は私が愛の音と呼ぶ愛の風が吹き、ただ身を置かせていただくだけで心地よく幸せを感じる演奏となっていました。自由に心通わせながら、互いを尊び合い、それぞれの生命が光輝き豊かに生きていける世界となり、この世界に居るだけで幸せを感じます。心臓の音とも感じます愛の音に包まれるだけで「生きている」と実感できます。何も考えることも思うこともなく、演奏を楽しみました。アリランの演奏では、大いなる存在とつながることのない愛はないと明確に見えました。一人一人が大いなる存在につながり、成長し合えるのです。大いなる存在につながらない関係は破壊と破滅よりないのです。これから生きる世界は大いなる存在とつながり、一人の人間とし立ち、一人一人の生命を尊重し合い、成長し続けていける世界です。人生で辛い経験とし残っているのは大いなる存在と繋がらずに勝手に生きた時のことであるとも見え、辛いことは当然のことであり、答えが見えないことも当然のこととわかります。これからは大いなる存在とつながり生き人間とし真っ当なる人生を生きていくのです。ある課題は、真を貫くことが生きることと答えを見出し、貫くとはどのような状態であるかを整理できました。生命の内に一筋の光の道が通りました。光の道は大いなる存在につながる道です。永遠の道です。
コンサートは心地よいこと、この上なく最高に幸せを感じましたが胸は打撲したように痛んでいました。硬くしていた状態がほぐれていると感じていますが、先生に大変良い経験ができましたと申し上げると、自分だけが良い経験をしているから胸が痛いのではないかとおっしゃっていただいたことが今も胸にあり、やはりコンサートをたくさんお伝えしていこうと仕切り直します。今日はこれから気になっているところにお手紙を出します。そして明日は再び、府中の大きな会場でのコンサートです。歴史が動くと感じる体感がするコンサートです。無事に行けますように今日も万全にと備えます。どんなに備えても何が起こるかわかりませんが、向かうことより考えずに向かいます。ありがとうございます。