愛の場

渋谷さくらホールのコンサートをまことにありがとうございました。先生は早めに会場入りされると、調律と長いリハーサルを繰り返されましたが、なかなかピアノは鳴らず、開演メッセージ作成もなかなか言葉はうまれず、大変な只中を向かわれ続けられました。開場時間が迫るなか調律にさらに最後のリハーサルを重ねられ、ようやくピアノが鳴りはじめた、とおっしゃいました。
愛がいだきの要と経験させていただきながら、愛が身についていないことが、もう八方塞がりの限界です。先生のメッセージと渾身の演奏にもう愛をわかるよりない時がきたことを経験させていただきました。すべての言葉を超え、今、今、の瞬間瞬間。地響き、あらわれる真、ひたすら純粋に戦い生きた魂。どこまでも澄みきった生命に頭の痺れが浮き彫りになり解けていきます。悲しみと怒りに溢れた街、対立と分断の世界に、愛の波紋ひろがり世界が蘇生しはじめる奇跡の場でした。
高麗さんの書き込みを読ませていただき今何が大事か、全部あらわされていると感じました。新しい時に邁進します。
本日は狛江での「ジェンダーをめぐって」をありがとうございます。堤 康晴