愛の傷が癒やされる音
二日目の新宿では前日と全く違う音が聞こえ、更に言葉にならない柔らかく透明な音が愉しいばかりでした。自然に一体化してしまう、自然の側で生きて行きたく静寂を越えた世界に只在る時、祈りのように感じていました。祈り続けた境地のような神聖な世界、さらにその先に辿り着くコンサートです。宇宙と響き合い、人間の生命も響いている豊かさを知りました。
第二部のパイプオルガンに始まる演奏は史上最高であり至高です。二度とこの音を聞けることはないと感じ生命に刻むように聴き入ります。愛という言葉以上に新しい愛を表すメッセージに感激しました。愛という名の下、縦の関係を免れず傷ついてきた女性の生命が癒やされていくのです。こんなに優しくて幸せなことを経験したことがないと多くの魂と喜び、実際隣の方も私もぼろぼろと涙し、世界中でこの時を共にしている奇跡を経験します。
女性が幸せを知り、優しくされることを知るということが世界の平和にとって欠かせない事と身を以てわかりました。女性の傷が癒やされていくひたすらに優しいパイプオルガンをお聴きしていると、経験したことがないほど身体が軽く、ここにいるのかどうかすらわからないほどなのです。縦の関係が全体的な果てしない重みとなっていたことを知ります。今日を始まりとして、全体的に縦の関係から横の繋がりへと変容していく奇跡に感謝よりなく偉大なコンサートを成し遂げた楽器と先生にまじまじと見入り放心していました。
「宇宙の生まれる三段階前」の美しい事、静寂は地上の事からどんどん離れ、地上に戻る場所はないと新しい生き方を考えます。この新しい世界から離れ反する様な仕事も関係もなくなっていくと経験する日々です。全世界が待望していたと確信する素晴らしいコンサートの2日間でした。新しい始まりを有難うございます。