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愛し合い誕生する生命の進化


ここまではっきりと明らかになってきたことは、逆を返せば曖昧でも通用してきたことがバレる時。なので、人は、現実は、この社会全体はどうなっていくんだろうと、コンサート後まず自分が感じたことです。本質的なことは黙っていながら、業務だけをこなしても成り立ってきた仕事の在り方も通用しないと感じます。人と人が部分的に繋がり共感したふりも、バレてくると感じます。

私は、いだき講座2日目を経験し、始めて光と出会いました。その日、気が狂った様に帰宅すると紙とペンを持ち、生まれてくる言葉をひたすら書き続けていました。光と出会い闇が闇であったことを知る、と書きました。誕生という表現も生まれ、私はその日ここに生まれ変わった喜びをひたすら書き続けていました。
その光は、始原の光、生命誕生の源の光、宇宙の始まり、愛、、、であったことを今日、はっきりと知りました。

突然、なぜ、女と男、女性と男性、オスとメス、精子と卵子、雄しべと雌しべ、二つの異なる個体から生命は誕生するのかと、とても不思議に感じた瞬間が起こりました。いつから、二つの別々の個体から生命は誕生するようになったのか、と。始まりは、ひとつだとすると、ひとつの細胞から分裂し、ひとつの個体から新たな個体を生み出していた生命が、ある時からなんらかの理由で進化したのかと、考えました。多くの生物は二つの異なる個体から新たな生命を誕生させる、その生命の不思議に魅せられました。私は、母がいて、父がいなければ、決して存在していないひとりです。そして涙が溢れました。悲しいかな、母がいて、父がいても、愛から生まれたわけではないのです。母がいて、父がいても、男と、女がいても、愛し合って生命が誕生しているわけではない実態がまざまざと浮かび上がってきました。では何から人間の生命は生まれているのか、長い人類史の中に答えを探しその真実を知りたいと感じました。

先生の演奏は未来へ未来へ止まることなく次々展開し、そして、私は、いだき講座2日目に愛し合い誕生した新しい生命であることに気づきました。愛から生まれた新しい生命。それはおそらく人類史の中でもしかすると誰も経験したことのないことなのかもしれないと感じました。宇宙創生の源の光から生命は誕生し、そして今、もう一度その始原の光と出会う新たな生命がこの自然界に誕生しているのかもしれないと感じました。
もはや個人レベルの問題ではなく、自然界における生命の進化にまつわる問題であると感じる演奏に、私は危機感を同時に覚えました。淘汰されていく過去の因子をもつ人類と、進化する新たな人類と、はっきりと分かれる時が来ていると感じています。そうでなければ、現象としここまで如実に嘘や誤魔化しが露わになり崩れるものは崩れるようになっていくはずがないと考えるからです。自分の中に滅びの因子も、新たな生命も同時にあって、今に至っていることもわかります。
今まで言葉が先行し、ズレている生命も言葉によって辻褄合わせをし、合っていないのに合っているふりをし誤魔化してきたことを認めます。コンサート後は、はっきりとズレはズレとしわかるようになっていました。ズレがズレとし明らかであれば、何がズレているのか、問題提起できることに気づきました。男女のこと、性のことはベールに覆われ、何が何だかさっぱりわからなかった世界でしたが、今、光がとどき見え始めました。実態が明らかになるので、駄目なものは壊れることも覚悟の上です。未来の方向だけを掴み、淘汰される現実を受け入れていくよりないと感じます。自然の働きに逆らうことはできないからです。

愛し合い誕生する生命の進化、そこに向かう生命の働きを裡に感じています。
大変な時ですが、希望の時です。心より感謝致します。ありがとうございます。

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府中の森芸術劇場ウィーンホールにて
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