悲しみ、愛
先生のピアノと高麗さんの即興詩、舞台を彩る照明のなかで今と未来が高句麗伝説のなかで美しく表れます。自分にとって、高句麗伝説ラスト近くに突然場が変わりました。いきなり訪れた覚醒は、悲しみのうちにある愛の詩でした。生命のうちにある悲しみを感じ、自覚します。自覚すると、突然炎のように自分のなかから超えてみせるという強い気持ちが湧きあがりました。あと何年生きるのかな、眠れないことへの強い不安感など、最近は不安により行動を起こしている自分がいました。イライラもしかりです。悲しみを自分の内で自覚したら、瞬間、超えてみせる、と炎のような強い自分の内にある中心を取り戻しました。どんなことがあっても、どんな困難でも、必要なことなら超えられる、超えてみせる、それこそが生命の躍動でしょうと久しぶりに自分の原点を取り戻したとき、高麗さんと瞬間、初めて出会ったような気持ちになりました。びわ湖高句麗伝説に来れてよかったです。先生、高麗さん、照明の皆さん、ありがとうございました。