恋
私は恋をしていない、この状態を恋とは言わないことを認めると、ふつふつと力が湧いてきました。自分の中にあるパワーはこんなものではないという本音が先生にパワーが弱いと仰って頂いたことによって出てきました。明らかにちっぽけになっていた自分の状態をわかり、何故かは、恋のない関係であるからだと認識しました。美から始まる恋を教えて頂き手がかりをつかみました。そして美は強さと教えて頂き、考える元を得ました。一歩目を美から解くことは自分は美をわかるのか?という問いから始まってしまい遠く難しいと感じます。強さはもっと身近にリアルに感じ問いの元になりました。弱い男性に生命をかけるなど恐ろしくてできないという本音、強い男性と交われるだけの強さや美しさが自分にはあるのかという問い、そこからスタートしました。恋をしていない関係の根拠は何かを考えると、自分の弱さが浮き彫りになりました。恋する以前に自分が自分ことをやりきる力がないその欠陥が、今のこの状態、環境をつくっているとわかりました。まずは自分を変えること、そこからスタートすることを話し合いました。双方にです。
さらに最も古い神エロス、キリスト教が誕生してから生まれた神からの愛としてあるアガペー、私は人と人との間に働く存在をわかる以前に、宗教的観念が未だ強くどうしても一人になり、神との関係を結ぶという思考に走ってしまう傾向があることも邪魔をしていると感じています。相手には相手の観念があり、このままいけば結局は永遠にバラバラであるということもわかります。
当然のことですがジェンダーに参加させていただけて本当に良かったと感じています。ジェンダーに参加しないままの自分であったら、何かがおかしいと感じながらも、所謂世間一般の結婚、子育て、介護などと社会制度に嵌った無意味な人生を選択することより頭が働かなかったと感じます。自由権があっても、自由権を最大限に生かせない知のない頭を解体して下さっていることに本当に感謝致します。美を失うことは、生命を失うことに等しいことを講座の中で教えて頂きました。美のないまま、恋を知らないままで先細りの死まで見えてしまう現状を脱却しなくてはならないと感じます。
内から生まれてくる世界へと向かう気概こそ、本当の自分であると感じます。