恋し君の香り

８月となりました。はじまりの日は東京高麗屋にて、愛麗花ちゃんスペシャルデイー、先生の三鷹の地でのコンサートからはじまり、最高のスタートとなりました。心惹かれるクッキーが心に飛び込んできました。そのクッキーには「こうまさん」と書いてありました。私に作ってくれたクッキーと知り、そのまま内面に通じる選択と行動ができる愛麗花ちゃんは素晴らしいと感動し、高麗屋でも商売の基本を教えていただき、これからの時代を生きる上で必要なことを身につけていける尊い経験をさせていただきました。

三鷹の地でのコンサートも大変楽しみでした。「本音」というコンサートメッセージを受け、改めて「本音」とそのままメッセージのお言葉を受け止めました。演奏がはじまると心地よい音に頭の真ん中がほぐれ、頭と空間がひとつになった体感でした。頭の真ん中とは、いつも違う世界をつなぐ為に神経を使い、ノイズが多い状態であったと感じています。今日は、神の道が通り、違う回線や回路がつながったような体感でした。ひとつになれた爽快感で、何もなくなりました。第２部は、いよいよと胸がときめく「エロス」というタイトルでした。メッセージも深く受け止め、考えました。

「　愛全般をあらわす言葉です。それがとても狭くて小さい意味に使われるようになり、時により隠され、本来の「エロス」と似ても似つかぬ様相になっている場合が多いです。もともとはすべての間をとりもつ存在です。いつのまにか隠され、時により封印されてしまいました。人が人として在ることに欠けてはならない「エロス」なのです。美に導き、知恵に導き、永遠を示す「エロス」」

未だに本来の意味は勉強しないとわからないと思うエロスという言葉であります。そうでありながら、先生の演奏をお聴きしていると、懐かしさに震え、更に懐かしさの源を辿りたくなり、たどる時に、心がなんとも言えずにときめき、芳しい香りがするのです。

マケドニアのビトラは、アレキサンダーのお父様が作られた町ですが、遺跡には雄と雌の鹿のモチーフが描かれていました。私はいつも「高麗」の文字の意味を説明させていただきますが、「麗」は雄と雌の鹿が２頭並ぶ姿がこの地上で最も美しいことの象徴です。この地で、同じ説明を受けました。その地では私が「恋し君の香りを追いかけ。。。」と詩を詠む香りが漂い、風が吹きます。遺跡に立つポプラの木の葉が銀色に輝くのです。私の胸の内は懐かしさに震え、恋しくて涙滲みます。「はるか彼方の時より、導かれ、出会い。。」と詩にあらわす光景です。

コーカサスの地にて、同じ鹿のモチーフを見、同じ説明を受け、私は、名刺の「高麗」の文字をお見せし、同じ説明をしました。その地の川の畔りの風景は魂揺さぶられる程恋しく感じ、生まれる詩は「恋し君の香り追いかけ。。」です。この地にも天にまっすぐ延びる木が立ち、風が吹くと、木の葉が銀色に輝くのです。この時の懐かしさは恋しい気持ちで胸がいっぱいとなります。ふとイエスキリストが歩いた地であれば、恋し香りがし、共に生きていきたい人はその足跡をわかることは当然のこととわかったのです。

今日の先生の演奏は懐かしさに胸震え、その空間に身をおけていることの幸せに胸震え、喜び、感謝でいっぱいでした。一部では頭の違和感からひとつになっていく心地よいこと、喜びを経験し、２部では、体の違和感から、ある時突然、地の底から、まるで「ドオーッ」という凄まじい音が聞こえるようにし立ち現れた存在と出会い、全てがひとつに融合し、違和感はなくなっていました。私はこの存在に出会いたくて、いつも何かを探し求め続け生きてきたことを知りました。それこそ、第一部が「本音」でありましたが、未来からくる光と出会い生まれる本音をあらわすといいようもなく心がときめき、会いたかった恋しい存在に出会える予感に胸が高鳴るのです。今日、先生の演奏からずっと感じていた存在が恋し君と表現してきた存在なのだと気づきました。生命の奥深くではとても馴染みある恋しい存在であることがとってもうれしく幸せでした。

イランのテヘランに作ったカフェは「麗」という文字の意味があるペルシャ語「ラゼレイ」です。先生は２頭の鹿で例えていても人間も男女が仲良くいれる空間が平和であるとお話くださったことが思い出されました。「麗」とは愛があり美しいことを意味するとお聞きしました。ロシアのサンクトペテルブルグの美しくロマンチックなカフェにてお聞きしたお話です。イランは男女が共にいることを法律で禁止されていましたので、「ラゼレイ」は頻繁に警察官が取り締まりをし、運営できなくなったとの報告を受けました。

エロスはもともとは全ての間をとりもつ存在とメッセージにて教えていただきました。人間は男女よりいないのですから、エロスがとりもつ関係が生まれれば、平和になるという光景が見え、もっともっとわかりたいと望みます。

あまりに心地よく、海外にて出会う恋し君の香りに満ちるコンサートに身をおかせていただくことが幸せでなりませんでした。今日は、これから何をしようとか、人生を考えずに、幸せを感じたことより覚えがありません。

毎夜遅くなってしまうので、また気づいていけますことを楽しみに休みます。生命の奥深くを感じた経験でした。もっと深めて気づけますことはとてもうれしくありがたいことです。

今日となりましたが応用コースの前に六本木本社地下にて、ビデオ講演会をさせていただきます。午後３時頃の予定です。ありがとうございます。