KEIKO KOMA Webサロン


Photo by Keiko Koma

東京へ帰る日は、いつも山の上の仲間がお掃除に来てくれます。何かがある訳ではありませんが、心がときめく風が吹きます。私は国創りの風と呼んでいます。山の上に仲間が集まってきて、村創りができるねと、話していました。東北で村を創ればいいと先生がおっしゃっていたことがいつも心にあります。家でも一軒建てればいいとおっしゃったこともいつも心にあります。先生の叔母様が行商で家を建てたお話がとても希望と感じています。皆で行商をし、家を建て、村を作っていくことは心がワクワクします。

 お掃除をしていただいている間に、私は心が向くままに、近辺を歩き、お花と話をしたり写真を撮りました。こんな時が大好きです。とても楽しいのです。見上げると、秋の青い空に赤い花が見え、美しいコントラストに魅せられました。道中もネイビーブルーと水色の空模様を見、今度マーブリングをする時に、この色合わせをしてみたいと感じていました。空を見る時、自然の風景を見る時、私はいつも色合わせに魅せられ、自然の生命の美しいことに感動します。こんな色合わせがマーブリングで出せたら素晴らしいと感じています。木々の緑の絶妙に変わる色合いを見ることも楽しく、風が吹くと漣のように揺れるその美しい色合いには魂震えます。子供の頃から木の葉が揺れると、私の心も揺れていました。先生のコンサートでは、言葉に表し尽くせない心の襞までも表現してくださるピアノの音に深く感動しました。木の葉が揺れると揺れる私の心をここまで表現していただき、感動よりありませんでした。先生のコンサートをお勧めさせていただく時、いつもこのことをお話しさせていただいてきました。このような感動の経験は人間とし生まれたからこそ経験できることに感動します。

 次は多賀城での先生のコンサートに向かいます。何故、多賀城でのコンサートを来年の先生のお誕生日に開催することになったかは、説明はできませんが、全ては大いなる働きかけでありました。そして、一年かけ満席に向かいたく、早々にコンサートパンフレットを作り、多賀城での活動が始まりました。目に見えない世界が見える私が、幽霊ばかりが見え、怖くて一人でトイレも行けませんでした。控え室にも怖くて入れずに、スタッフが先に入り、様子を見てくると入ってくれるのですが、目に見えない世界が見えないスタッフが様子を見にいっても見えないよね、と大笑いしながらも怖くて二人で入れずにいたのです。八月二日の仙台でのコンサートの時に先生が引っ張り上げ、全部解決するとおっしゃってくださり、真に解決してくださいました。その後の多賀城は愛おしい香りが漂っています。愛の多賀城と呼ぶようになりました。闇の覆いがひっぱがれたら、大地の底には、愛が現れました。愛は失ったことはありませんとのメッセージが聞こえ、涙しました。東北の地は真の愛、光が現ると見えます。全力で満席に向かうことが人間とし行うことと考えます。皆で活動した瞬間瞬間は光とし心に輝いています。歴史が変わり、真が現れ、人間が生きていける世界を作っていける活動ができますことに生命が喜び、涙しています。皆様と共に二十八日の多賀城での先生のコンサートを経験できれば幸せです。ありがとうございます。

 無事に東京に帰ってきました。

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淡路にて
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可憐な花は純粋な心の花
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比叡山より 新しい春は真の春。