心の流れ
京都応用ライブにネットより参加させていただきありがとうございます。ピアノの音の流れる間、自分のことを否定する光景が見え、暗い気持ちで顔が下を向いてしまっていました。先生のホワイトボードに書かれた、愛、の字により、光差し込むように、悲しみは光に包まれ溶け込みなくなりました。愛により、判断し、行動し、今に至るよりないこと、蘇ります。また、お話下さったハンナ·アーレントの著書、「人間の条件」はまだ読んではいませんが、今の世の中と自分に必要な本であるとわかり、遅まきながらですが、これからぜひ読ませていただきたいです。欠落している活動に灯火をあててくれると、また、ねばならぬ、でなく、未来をつくっていくことへ希望を抱き、著書の解説を読むだけでも、このような本を書かれた方がおられることに驚愕します。先生は何度もこの方の本のことをお話しくださり、今回はやっとその意味がわかり、目が開かれたようです。
最近、その日はジェンダーの日でしたが、あるところで仕事をし、帰宅するとき、疎外感を感じる胸のうちで、まいったな、何とかしなくては、と、歩く道すがら、咲いている草花の茂みを見ていたとき、自然が疎外感をなくしてくれるかもしれない、、と胸のうちでつぶやくような気持ちでいました。家につくと、疎外された気持ちはいつの間にか癒やされなくなっていました。内面と空間の関係がより豊かに展開していっているように感じる近頃です。タイトルは、出逢った方が言った言葉なのですが、心の流れがそこにはありました。
ハンナアーレントの「人間の条件」は、いだきが的にはまっていると感じます。今ならハイデガーも、興味を持って読みたい気持ちです。ありがとうございます。