御礼
3日間の東北センターではたくさんの経験をさせていただき、ありがとうございました。思いがけず、スペイン、パリのコンサート、心模様作品展のドキュメンタリーやSTコンサート総集編、麗花6の上映も拝見させていただくことができました。3日間の最後に拝見させていただいた「麗花6」は久しぶりということもありましたが、東北の地で、それも岩手県で拝見させていただき、物凄いリアルに詩や映像が感じられました。私は大学生の時に麗花をはじめて拝見し、俗な表現かもしれませんが、こんなに若い時からこうやって生きている方がいるんだ、と驚いたことを覚えています。その時表現に触れたことで、本当のことをわかりたいという気持ちや、将来どう生きていったらいいのかとか、漠然とながら感じていたことが、確かに自分もあるということが蘇る経験となりました。そして、高麗恵子さんという、いつも舞台の上にいらっしゃり遠い存在であった方が、身近にとは違うのですが、自分の中で何かが変わったことは確かで、もっとわかりたい、共に生きていきたいと感じたはじまりだったかもしれません。麗花の映像作品はとても好きなので、今でも人に勧めてしまいます。もう販売されていないので、新しくいだきに出会った方はなかなか触れる機会もないので、DVDをお貸しすることもあるのですが、それほど何か自分にとってはターニングポイントとなった作品でございました。平泉中尊寺の高台に立たれる高麗さんの後ろ姿のお写真はとても歴史的と感じます。余命わずか告げられた女性のお姿にはとても見えず、表現しきれないほどのものを抱えながらも、未来を見て、これからを生きていく力強さも感じます。あのお写真が私は大好きです。また今後も上映の機会などがあれば幸いです。
ありがとうございます。