弘前にて
午後2時には作品展の会場からは、大きな虹がかかっていたとスタッフから聞きました。写真でも見せて頂き、歓迎をいただいたようで嬉しい始まりです。今日は設営から片付けまで全てスタッフがしてくださいました。出発の前日は、府中ドリームホールでの先生のコンサートがあり、新しいプラットフォームにつくことができました。天生を世界に表し、世界の平和を実現する人生の始まりです。翌日弘前へと旅立ちました。新しい人生の始まりの地が弘前でありましたことは大いなる働きかけと感謝します。昨日は、両手が痛み、一瞬不安になりましたが、手が痛んでもなんでも、やることはやれるのだという気持ちになれ、痛みにより、動きを封じられることは終わったと感じ、新たな生き方ができますことがありがたいことでした。
美しい建物の中で作品展と講演会ができますことはありがたいことです。りんご倉庫であったとは驚きます。とても風情のある素敵なところでした。講演会は満席となり、大変嬉しいです。ありがとうございます。青森の地にて、32年前の熊本での活動ビデオを見れましたこともありがたいことでした。ビデオの中で、先生の生まれ故郷の地や海が映ります。涙なくしてみれない映像です。久しぶりに、この映像作品が出てきて、上映した時、懐かしい津軽の地の映像を見た瞬間、胸打ち震え、涙込み上げました。津軽の地の温もりを感じ、その地で生きてこられた先生、お母様、晴美様、ご家族を想い自然と涙込み上げました。また行きたい気持ちが生まれました。その後に、津軽の地は洪水に見舞われました。何ができるかを考えました。先生に連れて行っていただいた地がニュースの映像に現れ、なんてことが起こってしまったのかと驚き、何もせずにはいられない気持ちとなりました。そんな時に、マーブリングをして生まれた模様が神々しく、ドラマチックで驚喜し、「美術館に展示する」と叫んだのです。スタッフに日本各地の美術館を調べてもらい、空き日を調べると、なんと今日の美術館のみが年内に空いていたのです。即決しましたので、どのような経緯であったかを忘れていましたが、津軽の地が洪水に見舞われたことが始まりでした。心模様作品展は、どこで開催しても大変喜んでいただいています。レバノンでは、先生は神社が建ったとおっしゃってくださいました。ご覧になったレバノン人が涙を流しながら見ていた姿を忘れられないと同行したスタッフがよく話しています。パリでも先生は、ここに入るだけで人間が変わって出ていくとおっしゃてくださいました。たとえ興味を示さなくても入るだけで変わっているとのお言葉はとてもありがたく胸熱くなりました。時に疲れて椅子に座り、休んでいても、この瞬間でも出会える人がいると感じると、すぐに立ち上がり、また外へ出て呼び込みをしているのです。生命の内は涙よりありませんでした。こんなに人との出会いが愛おしく、涙でいっぱいとなる経験は初めてでした。続くスペインのマドリードでも多くの出会いが起こりました。南米からいらした女性は、マーブリングした和紙に私が墨文字で書きました詩書を胸に抱き、「私はこれ」と抱きしめておられました。なんて書いてあるのかと尋ねられ、「悲願成る時 愛」と答えると涙ぐみ、深く納得されたのです。意味はわからなくても文字のエネルギーで感じてくださったことに感動しました。多くの感動の出会いが生まれる心模様作品展ですので、内に光がともればという気持ちで、弘前にて開催させていただきました。
作品に囲まれた講演会はあっと言う間に終わったように感じました。途中、感極まり、震えて大泣きすることを抑え込んだ方が退席し、外へ出て思いきり泣いたようです。戻ってこられ、帰り際には私に小銀糸しの巾着袋とひばの香りをくださいました。先生の存在をお伝えし、今の時代は過去を繰り返し生きることなく、生まれもっての運命は解放され、真の自分を実現し、真の人生を生きていけることをお伝えすることは必要なことと考えます。府中のコンサートの時には死ぬよりないと苦しみにある人々の状態を先生は身に受けておられました。先生の存在が伝われば、希望をもって生きていけます。皆で協力しあい、先生のことをお伝えすることは日本も世界も助かっていくと考えます。
コンサートにご参加くださいましたウクライナ人からの喜びと感謝のメッセージを毎日ボランテイアの人が送ってくださいます。「幸せ」とどなた様もが書いていることに胸熱くなります。母国に戦争が起こり、大変辛く悲しい状況であっても、幸せを感じていけることを皆さま大変喜び、感謝しておられます。真にすごいことと感動します。私達もコロナ禍で落ちている時も先生にお会いするとやる気が満ち、明るく元気に生きていけましたように、どなた様も先生にお会いできればどのような状況であっても先を作り生きていけます。皆でもっともっと多くの方に先生のことをお伝えできればと願います。
弘前は随分変わったと克哲さんから聞きしました。昔あった店はなくなっていることをお聞きすると寂しくなります。日本全体も落ちていることを感じます。新しい道を作っていくことよりありません。先生からあるホテルのことをお聞きしました。一ミリの狂いなく、椅子やテーブルを置いているとのお話を伺い、私も今までは作品展やカフェのレイアウトは一ミリの狂いなくとやってきましたので、この方向を極め、皆が生きていける世界を作っていける力をつけていきたいと願います。
皆で力を合わせ、無事に片付けも終わった報告を受けました。大変ありがとうございます。