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幽玄の月 恋慕う


びわ湖コンサートのライブ配信をありがとうございました。
2部から書かせていただきます。夏に心臓の手術をぶじに終えた甥の子どもの小学2年生の男の子が、ちょうどコンサート2部の時間に、先に出張で韓国にいる甥のところへと、はじめて一人で羽田から韓国までの飛行機に乗る搭乗の時間で、送りに行った妹から、ばんばん様子を知らせるラインが次から次へと入り、しずかに一音一音内面へと沁みてくる先生のピアノをじゃまされていましたが、みんな一緒と感じたら、ラインは鳴っても気にならなくなりました。びわ湖に浮かぶ月は歴史的で幽玄です。遠い歴史の絵巻物が映り出され、幽玄の月とかさなり、恋しくて恋焦がれる気持ちがつのるのです。歴史は絵巻物、そのなかに自分の歴史は重なるのかはわかりませんが、恋慕う気持ちがつのるのです。恋慕 幽玄の月とかさなります。
飛行機にひとり乗る男の子の存在を不意にとてもリアルに感じました。生命は全体、全体は宇宙へと、宇宙は愛、愛は宇宙、生命は愛、びわ湖に映る月は、歴史的な幽玄の月から、今を照らす、光の月になっていました。私もびわ湖の会場と最後はひとつになりました。歴史が映るびわ湖と共に、涙なしではいられないコンサートをありがとうございました。
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盛岡にて