平成30年 2018 11月1日
この日をなんと表現すればよいかわかりません。とてつもなく自分も世界も変わることを感じています。行く道や帰る道はそれぞれ違っていますが、この貴重な経験だけは一つです。感じ方も生き方もそれぞれです。一つでありながらそれぞれ違っている、それがいだきです。
今帰宅しました。長い長い悠久の時を旅したようでもあり、一瞬のことのようでもあります。行きは飛行機であっと言う間に仙台の空と眼下に広がるところどころ雪の薄化粧をした山や海に浮かぶ船を見る暇もなく。。どこへ行っても知っている受講生と出会い、約束をしたわけではありませんが縁を感じます。その時であった人と交流することも全国各地のコンサートでの楽しみというか醍醐味です。今の自分で人との交流が生まれます。たとえ何十回と顔を見でいても名前も知らない人もいれば、出会ったばかりの私を真にに助けてくださった方もいます。本当にいだきは不思議なところです。仙台空港からその足で結工房に行って先生が前日に焙煎してくださった他では味わえない極上のコーヒーと、これもほかで食べたことのないスイーツを頂き、思わすケーキをお代わりしていました。それから仙台に戻って高麗屋さんでは幻のコグリョウカフフェ。高麗さんに頂いた詩は
成す悲願
出会うべく
出会い
実現へと
実は先生直筆の詩を何年か前にみたとき、涙があふれて止まらなかった額が、仙台高麗屋にかかっていました。木の根のところに若葉が出ている写真に詩が書いてありました。幼いころの詩です。正確でないので書くことはできませんが自分の押し込めてきた資質が受け入れられて、過去でなく「今の時」に顕れる、その時を自分で否定して小さく生きて申し訳ない気持ちでいっぱいです。私にとっての11月1日は、そんな新しい何かが始まる時です。
帰りは夜行バスで東京から昼バスでの長い道中となりましたが、最後に大阪からのJRが事故で振り替え輸送、そしてようやく普通列車に乗っても前の電車が詰まっていてとても時間がかかってしまいました。網の目のように多くの人を効率よく輸送することは少しのことでも大きく狂います。何が起こるかわからないけれど、それに嵌まることなく生きていきます。
ありがとうございます。