平和
中学の修学旅行で最初に行ったのが広島の原爆資料館でした。未だに目に焼き付いているのが、コンクリートの階段に黒い影で残っていた人間が溶けた跡です。祖父が戦死していることもあり、平和という言葉を考えることが多いです。随分昔ですが、民家の飛び込み営業でコンサートのチケットを売ってる時「人肉を食ったことがあるか」と言われたことがあります。南方戦線で食べるものがなくなった時のご本人が経験した話を聞かされ、戦争を経験したことないのに簡単に平和と言うなと怒られました。この方のおっしゃる戦争は経験していないけど、この方の悲しみを自分のこととしてわからないとチケットは売れないと気がつきました。確かこの頃あたりから平和を真剣に考え、また、先生のコンサートがなぜ平和実現への早道なのかを考えるようになりました。行商は平和実現へととんでもない可能性を秘めていると感じています。尊い活動を心よりありがとうございます。
塚崎知美