希望に満ちるジェンダー講座
ジェンダー講座に向かう日は、高麗さんにお見立て頂いたマーブリングの服を着て行くと決めていました。湿度の高い日であっても、何も着ていないがごとく軽やかであり、同時に今日はいつもと違うジェンダー講座である予感がありました。何人かの方からマーブリングの服がよく似合うと褒めて頂き、とても嬉しかったです。講座では、先生に「同じ先生の話をお聴きしながら、発展していく、いかないのはなぜでしょうか」と質問したところ、「それは、あんたが言っていることを聴いていないから」との言葉に、思わず「聴いていない?」と呟き、考えました。その言葉が体に響き、聴くこと、分かること、ノートに書くことの行為が、ぼやけ始めます。書くのではなく、聴くことを身につけたいと望みました。自己紹介の際に、話そうとしていた事をメモに取っていましたが、既にその答えは一回目で頂いていたり、一番先生に話したい事ではなく、どうでもいいことだったと気づきます。更に、先生の前で話しているうちに解決してしまい、笑っている自分が可笑しく、改めて先生にお会いし話すこと、その場に居ることのすごさを実感しました。少人数であるが故の、とても貴重な贅沢な時間です。でありながら、その時間を有効に使えているのかと問えば、今の自分の状態そのもの以上であるわけもありません。歯がゆさの中で休憩時間に外に出ました。直ぐ近くに咲く紫陽花の美しい彩りに吸い寄せられ、慌てて携帯電話を取りに戻りました。神様のお花としか言いようのない、その絶妙なる彩りに心惹かれ感動しました。何て美しいのでしょうか。私が着ている服と同じだねと声かけられ、更に喜び溢れる豊かな時です。今まで教わらずとも自分の中に入っていた男と女のこと、逆であったことが、先生の言葉を通して固いしこりが溶けていくように無くなっていきます。男の時間と女の時間が違うことをお聴きし納得します。それを変えるのは、先生のコンサートにて愛の経験を共にし、同じ時空を超越する経験をした時に生まれると分かりました。「男と女が抱き合えるか、そのエネルギーが新しい社会を創り上げる。これが感動であり、ロマン」先生の最後の言葉に、心が躍動します。「男と女の出会いは、一瞬の光」私の中に、希望の光が灯ります。何もかもが、これからであり、未来を創り上げる希望に満ちるジェンダー講座を経験しました。ありがとうございます。