差異
問題とは感じていましたが大問題とは思っていなかったことが、コンサート第二部のメッセージにありました。経験や体験を活かすのは当たり前ですが、その枠に留まってしまうことで新たに飛躍できない今の自分や周りの人達に当てはまると感じました。ちっぽけな自分だけの経験のにとどまり、同じパターンを繰り返している事に、どこか苛立ちさえ覚えていました。何か新しい事を経験できずに、自分枠の中だけで安心しようとする生き方に苛立っていたのでしょう、コンサートが終わるとすっかり無くなりました。
人は同じではないこと、差異、一人一人違うのにそれが認められない時は悲しく、時に自分の中にも排除する何かがあったのがわかります。宗教観念のように人に強いられる表現が嫌だった事を思い出し、解けていきました。人はそれぞれ、マーブリング作品のようにそれぞれ、自由でありそれでどうするのかは自分だとわかりました。
三鷹風のホールでのピアノはとても強く優しく、身体がすっかり軽くなります。余計なものが削ぎ落とされ、演奏中に、様々な発見がありました。人生のこと、仕事のこと、現実ですぐにやる事、今仕事で見えなかった事を頭の中で描いていました。これまで頭が働かない日々だったのでしょう。コンサートを2時間経験しただけで、身も心も温かくとても優しい気持ちになる事ができました。音楽でありながら身体が変わるコンサート、凄いです。次は応用コースに参加させて頂きます。
心からありがとうございます。