屋久島の魂

一昨日と昨日は母と過ごした二日間でした。今母と過ごす時間は時空を超えて先祖や過去が応援、ひしめき合い、集まってきていて、すぐ傍にいてくださるように感じます。身に受けるエネルギーが強いとも感じます。

一昨日に参加させて頂きました旧大津公会堂にて開催されました『私の出会った高麗恵子作品展』帰りの車中、母の亡き兄の話に及びました。昨年母の誕生日2月16日に母は69歳になり、69歳と言う年齢は、母の実母が亡くなった年だったようです。同じ年齢まで来たとふけっているうちに 2週間後に実の兄が亡くなった知らせが屋久島からありました。私の代わりになくなったと思っていると母は言いました。その兄が亡くなる数カ月前に母に電話し、偶然に家にいた私と電話を代わり話したのでした。私は叔父と25年振りぐらいに話しました。一昨日母から聞きましたが、入院中に屋久島から京都に電話してくるのはよっぽどだと。そして母の兄はずっと私のことを気にしてくれてたと聞きました。私は姉と弟がいますが、私だけ会社を起こしておりましたので、会社はどうだと気にしていたと聞きました。母の兄は屋久島で民宿をしてましたので商売をしている同士の共通の何かもあったのではないかと母から聞きました。子供心に母の兄は厳しかった思い出があり、そんな風に思っていてくれていたことを聞いた時に咽び泣くような胸の内になりました。『高句麗伝説』コンサートに向かう今、屋久島の亡き叔父の話は、魂動いているように身近に感じてなりませんでした。すぐ傍にいてくれているように感じるのです。

そして不思議な巡りで、昨日は母と私で高野山に行ってきました。弘法大師の強いエネルギーを御廟で感じ、そして母の父の存在を感じてきました。母は10年前の高野山は弘法大師御廟までは行けずに、今回は実父の納骨からすると中学生の時依頼とのことでした。

『高句麗伝説』コンサート、いだきしん先生コンサート、高麗さんの講演会に参加させて頂いてる母の内面は動いているように感じます。本音、真の人生を歩み出している私自身の感動を母にも体験して頂き、これからの人生100年時代を豊かで健康に楽しく過ごせることを願うばかりです。ありがとうございます。

西裏玲