小説「麗花」
高麗さんの書かれた、なんと不思議な時間の流れに誘われる衝撃の、小説「麗花」。記念すべき第一回目は、2008年3月の発表でした。高麗さんも書き込んでくださりビデオ講演会でもお話下さったように、第一回目は「パリの街角に立ちて」というタイトルです。本文にはまったくパリは登場しないのに、書かずにいられずに「パリの街角に立ちて」と書かれたことを最近初めて高麗さんから伺い、瞬時に「2008年5月、京都から始まりました」という高麗さんの一文が蘇りました。このお言葉も、書かずにいられずにウェブサロンに投稿されたことをよく伺っています。そして、今振り返れば確かに、2008年5月京都から大きく始まったことはよくわかるのです。この度の流れ、「パリの街角に立ちて」という一文が、この年の5月よりもさらに以前、既に書かれていたこと。なんとも表現しがたく高揚してならないのです。2008年5月京都文化博物館から始まった高麗さんの心模様作品展が、まもなくパリの街角で開催されること、そしていだきしん先生の音がパリの街に流れること。高揚してならない時をまもなくと控え、迎える今年の9月7日、高麗恵子スカイロケットセンター始まりの日はあまりにも、あまりにも特別です。京都での心模様作品展に続き、東京の原宿で作品展を開催している時に高麗さんがお告げで出会われ、オープンが決まったのが高麗恵子スカイロケットセンターでした。原宿の会場には、大きなパネル大に引き伸ばされた「小説麗花」が第一回目から各回、ずらりと壁面に並び、ゆっくりと読み進められるようになっていたことも鮮やかに蘇ります。ひとつひとつの歩みがあり生まれた場でありますことに今、改めて打たれ、深い感動に包まれています。「高麗」の看板立ち、建国を宣言された記念のこの日に向けてこの度比叡山で染めて下さったたくさんのマーブリング作品が、お披露目の時を待つ前夜。出会える方は本当に幸せです。京都高麗屋さんでの幻のKoguryo cafe、歴史的であり深く満ち足りた幸せなひとときを経て迎える9月7日でありますことにも、胸深くから感謝が溢れます。心よりありがとうございます。