対象化と真
二部はメッセージの最後、みんなで幸せに生きるのです。とお聴きし、涙が込みあげます。
一部の遠かったパイプオルガンとは違い、イシス、マグダラのマリア、イエス様がいらした時代の風が吹いています。中東の香りや風のなかに古代が息づいて、遥かなる古代であるはずなのに、とても懐かしく感じるのです。懐かしさはときめきにも似て、中東と自分がどんどんひとつになっていくようでとても不思議な気持ちでした。先生がピアノの前に立たれ、演奏はピアノになりました。再びまた意識が顔を出してどうしても緊張状態になってしまいます。困って困って焦れば焦るほど、緊張していくこの状態、どうにもならず、最後には怖い、怖いと云ってしまう自分を、怖い状態のなかで、感じ、考えていました。
本当の自分を知られる怖さがありました。先生を前にし、すべてを知られる怖さがあるのです。すべてをわかっている先生なのに、すべて知られるのを怖いと頭が未だ思っているのです。心の奥の奥を知られるのが怖い、ここがきっと本当の自分だからと感じてなりません。