実りの秋

Photo by Keiko Koma
先生が昨年の今日、風のホールでのコンサートの後に入院され、一年が経ちました。あれ程辛かった日々も先生の復活により、全てが実る時を迎えています。私も今日から新しい人生を生き、今までとは逆の流れを作り、世界中から先生を訪ねてこられる道を作りたく、スタートしました。見えたままにコーヒーセレモニーを開催しました。ご参加くださった方々もお着物をお召しになったり、お花をお持ちくださったりで、特別な日であることを共に感じながら喜びを分かち合いました。竹の柄杓で鉄瓶で沸かしたお湯を注ぎ、先生が作ってくださいました器に注ぎ、召し上がっていただくのですが、皆様はお浄めと感じられたようでした。コーヒーであってコーヒーではない特別な飲み物であったと聞きました。先生の器を手に抱えると、自分らしくなるとおっしゃる方がおられました。私はこの大切なスタートの日には「福を招く高句麗大福」をお出しするよりない気持ちとなり、スタッフと一緒に喜び楽しく大福を作りました。秋の実りの大きな栗が入った餡を入れ、美しい大福が誕生しました。先生が最近作ってくださいました未来からここに降りてきた空気感の新しい器に入れさせていただくと、未来の光景を見ているようで大変楽しかったです。異次元世界が広がり、新しい動きが生まれる気配に満ちています。とても心ときめく佇まいです。私は内面の風や香りを一言で表し、マーブリングの土佐和紙に墨文字で書かせていただきました。ご参加者もご自分の気持ちを記し、発表されました。表現がはじまりですので、皆で表現し、スタートを切りました。大変楽しく、心満ちる時を過ごしました。語りと語り合いの時に詠ませていただきました即興詩では大地に埋もれた魂や生命の芽が顔を出し、実る光景が見えていましたので、詩に表しました。皆様の表現をお聞きしても実りの香りがしました。ある方はいだきがこの世に存続し、やってきたことが報われる時が来たことが何よりうれしいとおっしゃいました。私も人の内面を見させていただくと、真の自分を表すよりない状況となっていることが見え、時はきたと感じています。10年前にコンサートに参加された方からたくさんのCD,のご注文をいただいたと報告を受けました。先生の生命の音は生命の内に生き続けると見えます。先生が日本全国、世界各地にてコンサートを開催し続けてくださり、表現し続けてくださった生命の音は実りを生む時を迎えていると見えることがとてもうれしくありがたいです。私も毎日本音が実現するように表現し考え前進したいと考え生きています。明日もコーヒーセレモニーと語りと語り合いを開催します。日々前進できますようにはたらいて参ります。かけがいのない時を過ごしていけます今の時に感謝し、明日も開運大福を作らせていただきます。内面も表現も伝播しますので、生命の言葉を表現し、内面美しく生きることに努めて参ります。ありがとうございます。