定まり続ける方向
ジェンダーを巡る講座を有難うございました。
他の人にはない卓越した恋愛観を学べることが、内面的に何より大人になって来れた道です。一切の前提を無くした所で人と関わり生きて行く果てしない豊かさはこの世の常識で計れないことを経験してきました。
頭で考えるよりも先に口から話しているような状況で、講座終了後もとても不思議な時間でした。先生が最後の時間に仰ったこと、高句麗伝説でも表現された男と女のある何かは「真(しん)」ということ、方向をつくるということとお聞きして自分が知っている言葉の枠を超えられました。「しん」というどちらも一画の言葉には、人の意識や意図が介在しない自然の働きを感じました。人間だけの、方向が失われた意図から始まった恋や愛では全体的に滅ぶことや時代は動かないことが甚くわかります。
全ての答えになるエロスについて今までになく明快に表現され、前回のジェンダーよりエロスの働きかける空間のエネルギーが大きく増す喜びを感じていました。先生の時代と高麗さんよりお聞きし続けて来ましたが、先生が生きている事が愉しくなってきたと一言仰った時はやった!!と叫びたい気持ちと泣きたい気持ちと力とが湧き出づりました。「真」とお聞きした時と同じ体感でした。その方向で生きていくこと以外ないことは自明です。
場所を京都に移り、また講座やコンサートが有ること有難うございます。9月への時は気迫と気運に満ち、この度の京都も何よりの機会だと感じています。
京都の後の自宅カフェオープンに向けて、家族二人が時間を見つけてはきめ細かな段取りをつけて準備を進めてくれ、私は報告を聞いて方向を決めて案内を進めています。生き方が違う人も、人生の終わりに近づく人も、若い人も、全ての人がいだきしん先生と高麗さんの音楽と詩とコーヒーの香りの中で豊かな時を過ごす事が出来れば良いと考えています。沢山のお心遣いも頂いており有難う御座います。