安住
仙台コンサートが始まる前に、
高麗さんの声がホールに聞こえてくると
とても嬉しくて心が安堵していきました。
身体は和らいでいき気持ちは高揚していきます。
高麗さんの輝きが溢れ、
初めての方々と輪ができている光景は華やかでした。
そのままの事を素直に喜べたり、
やさしい場の経験をさせて頂きます。
いだき先生のコンサートで優しくて温かい経験をさせていただきまして、
自分が安住できる経験へとつながりました。
「本当のこと、真理に徹して生きていくことが未来に通じます。
それ以外は不安と恐怖におののくでしょう」
とのメッセージから、不安と恐怖におののいていたのは、
本当のことから外れていたんだと身にしみ、
無理して頑張って御迷惑をおかけして来たことを綺麗にして、
本当のこと、真理に徹して生きていけるように自分と向き合っていきます。
東北センターでお聴きできた、
高麗さんの即興詩のあおい空に輝く星空の光景は小さい頃から見上げて来た各地の星空でした。
おばあちゃんのぬくもりやおじいちゃんが話ししてくれたこと、海外で見上げた広い空。
お手紙を出し、コンサートのご案内をさせていただく事から、
自分と向き合える時間をいただいています。盛岡のコンサートの後は涙が止まりませんでした。
高麗さん いだき先生 両親のこと、妹、身近な人との出会いがぬくもりとなりました。
正直な受講生の方々と出会わせていただいて感謝一杯です。
京都、高知に行かせていただける事は、
初めての旅に出るような気持ちです。
パリの高麗さんのギャラリーで、高麗さんが海外の方に日本の事を説明されておられて、
私を呼んでくださり、口から「お遍路様」と日本語で発声させてくださった瞬間の、自分の存在を考える何とも不思議な感覚が、高知のコンサートへと自分の中ではいのちの道になっているようにも感じています。
いのちの中に流れている音を言葉で気づかせてくださり、
言葉をピアノの音で経験させていただく、繰り返しに、
自分の中で一つになっていく事が生まれてきました。
皆さんと無事に集えますように、
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
まことにありがとうございます。
梅本佳代