宇宙人
迎賓館の先生のピアノは、あまりに凄く空間も館も、体の芯まで地響きの如くとどろきます。自分の胸椎の奥に固まっていた苦しいものにがんがん叩き壊すように響き、汗だくとなりました。ここ数日ことばにならなかったもどかしいものは先生が「ちいさい」と仰り、戸惑いながらもそうなんだと腑に落ちました。もうこの世の制度や善悪や縛るものをかなぐり捨て、ものともせず、突き抜けて生きていきたい気持ち湧き、「新野生」とのおことばに胸ひらかれ力湧いてきます。
今年に入ってから宇宙人で生きていきたいと生まれます。先生は最初から真の自分をわかってくださっているのに、あらわさないまま終われません。
尊い機会を頂き、先生の渾身の音を身をもって経験させて頂き、感謝とともにちっぽけに生きることは脱皮します。
夜は「本音で生きて下さい」いだきについてに参加させて頂きました。尋常ではない空間で高麗恵子さんが真剣勝負で表現される場に、「凛とした内面」で、そしてお客様をお連れできるようにと心します。マーブリングの浴衣と帯でお着物仕様で着させて頂き、迎賓館コンサートに続いて伺いましたが、装いから身のこなしまであらたに身に着けていきます。
今週は渋谷コンサート、府中コンサート、そして7月1日の高句麗伝説と只事ならない日が続きます。
この時を一人でも多くお伝えしていきます。
まことにありがとうございます。
天田敬子