存在論

三鷹の地にて先生の「存在論」をお聴きする貴重な時間、「死について」、アントレと連なり深い経験の連続に、いまの時を受けとめます。これほどの時をむかえ、高麗さんの「生まれてきた意味」とのお言葉をお聴きするたびに、よけいなものはなくし、真に生きていきたい気持ちは深まります。先生がおられることなくしてほんとうの意味で「現存在」となっていけないこと、これまでにない人間のはじまりに、この時をのがしてはいけないことだけは身にしみ感じ受けとめます。世界中どこにもない、そして人類史にない機会を戴いていること、真にわからなければずっと助けここまで導いてくださったすべてに、そして先生、高麗さんに、むくいることはできません。
やることがあって生まれてきた、と子供の時から感じてきましたが、自分は何のために生まれ、何のために生きているのか、日々、日常的に問うてはきていませんでした。おおっているものをはがしてくださり、自分でもはがしていき、隠れている真、真理に向かっていけるということ、すでに出会っていること、とてつもないことを、改めてよくわからなければと考えます。
先生の「臨床家」とおっしゃったことが、ずっと心に在り続けています。以前に問うて下さった「なんで病気があるのでしょうか」ということ、昨日おっしゃった「ひとをいかす技術」ということも心に在り、これからはさらに自分に問い、よく考え動き続けてていきたい気持ちが強くなりました。
つたないことより書けず申し訳ありませんが、あらたな人生、向かうこれからに、心より感謝申し上げます。
本日も狛江の地で応用コースがあり、まことにありがとうございます。
天田敬子