存在と出会うコンサート
書き込みを拝読し、大変雪の険しい道中と知りました。皆様ご無事で仙台へご到着されますことを祈っております。
昨日は盛岡にて先生のコンサートを、そして本日は東北センターにて食の講習会、応用コース、ビデオ講演会を、誠にありがとうございました。
応用コースのライブ配信にて先生に仰って頂き、せっかく高麗様が書き込みにてメッセージ全文を掲載くださっているのに、書き直すこともせず申し訳ございませんでした。重ねて読ませていただき、改めまして昨日のコンサートでの経験から書かせていただきます。
昨日はご遠方からの皆様がご無事にお越しになれるかを案じながら、自分たちも早めに出発し、東北道を北上しました。宮城ではちらつく程度の雪が、岩手県に入ると本格的に降り始め、例年に比べると圧倒的に雪は少なく寒さも厳しくなかったですが、それでも本当に何があるかわからず、無事に到着するまで気の抜けない道中となりました。時間に余裕があり、気持ち焦らずに到着できよかったです。ロビーに到着すると、開場をお待ちのお客様が少なく、いつもと少し空気が違いましたが、出発前に東京の方々数名は開演には間に合わないことをお聞きしていましたので、関東や関西の遠方からいらしていた方々にお会いした時にはとても嬉しく感じ、普段お声かけしない方にもつい話しかけてしまいました。入り口にいらっしゃる高麗様にご挨拶をさせていただいて、開場に入った時にとても安堵し、なにがあっても、変わらずにこの場を作ってくださっていることに感謝いたしました。
ここからは改めて高麗様が書き込みしてくださったコンサートメッセージを読ませていただきました。第一部「『存在』が身を引き『存在』が身を隠すときに」のメッセージのタイトルをお聞きした時には、存在が身を隠すときに いったいどうなってしまうのかと、続きを聞くことが恐かったです。その場でメッセージをしっかり理解することはできなかったのですが、権力、存在者、虐殺という単語に反応し、自分自身存在を隠しているということは今起こっている戦争や虐殺に加担している側なのではないかと感じてお聞きしました。そう思いたくはなくても、心に残り、そのように感じたことは紛れも無い事実でした。先生がご登場されると、はじめにパイプオルガンの方へ行かれ、昨日ははじまりがパイプオルガンということだけでも胸が高鳴りました。パイプオルガンの音は空間全部が共振し、全てを受容されている幸福に満ち、この場に居れることに感謝よりありませんでした。自分自身、押さえつけるような生命に反するエネルギーがあることは自覚し、まさにそれが存在を隠していると感じられました。演奏により祓われるのではなく、空間に溶け混み、融合していくように綺麗になっていくのを感じ、内面は穏やかになりました。ウェブサロンにてメッセージ文と高麗様のご経験や理解なさったことを拝読させていただくと、同じコンサートの場に居させていただいておりますので、自分自身の経験したことが深まる大きなヒントになることがあり大変有り難いです。「存在者が前面に出る時、存在は身を引き、身を隠すことをそのまま見ました」と読ませていただいた時、正に自分にはその表現がぴったりで、心より感謝いたしました。嫌な記憶や経験により、弱き内面は、守るように真を偽り、隠し、社会的に認められるように自分を作りながら、また内面にまで侵食して出来上がった自分。存在者としての自分が前面に出て、存在が正しく奥の方に隠れています。しかし、いだき講座を受講させていただき、感謝してもしきれないことですが、根源的な足枷となる運命がありませんので、わかれば変えていけるとは凄いことです。そしてコンサートや講座で存在と出会う経験はたしかにあり、いかにしても現していくことが、存在者としての自分を超えて、真の自分と表現してくださる、母の体内に発生した瞬間の光のままに生きていく、存在のままに生きていく力になることは間違いないと確信します。
第二部には、奥深くにある気持ちが、コンサート中突然出てきて驚きました。表現したこともないですし、もしかするとあったかもしれませんが否定してきたことが、間違いなく生まれた気持ちで、どうしようとドキドキしてしまいました。まだ表現していないのですが、取り繕ってきた自分は、こういう人として大事な表現をせず、逃げてきたのだとわかりました。この心理状態はどこからきたのか。。。昔の記憶も次々蘇りました。逃げずに向き合い、乗り越えていきたいと感じております。
先に書かせていただきました、権力、存在者、虐殺という言葉に反応している自分は、愛が世界を変えるとわかっているのに、表していないことへの罪悪感とわかってまいりました。一人の人間のことでは止まらず、一人の内面が変わることが世界に伝播することを改めて考え、これからの一瞬一瞬を大切に生きていきます。表現の場をいただき、お読みくださり、心よりありがとうございます。