姿勢を正す
体に感じる違和感や不調は本音とはズレた生き方の表れであるとお聞きして、体に問うようになりました。しかし、体からは何も聞こえない、と思っていました。8月21日の京都での「本音で生きてください」講演会で、高麗さんが自分の状態を対象化しているだけではいのちの声は聞こえないということをお話くださいました。例えば心臓が苦しいと感じたから「心臓が苦しい」と表現しても、それは自分の状態を対象化しているだけなのでいのちの声ではない、本音ではないのだと理解しました。自分の頭がいのちと一体化したときにいのちの声が初めて聞こえる、とおっしゃったかと思います。この日は、敦賀から電車で初めて高麗さんの講演会に来てくださった友人と帰りの電車でこのお話を振り返ろうと試みましたが、高麗さんの言葉で再現することは無理だね、と苦笑いをするばかりでした。高麗さんの本音をやすやすとコピー再生などできないということを実感共感し合える新たな友人ができたことが嬉しいです。それから、自分の体に聞く聞き方が変わったように思います。私は猫背になり肩甲骨の周りが丸くなっていくので、肩こりはもちろん背中全体がいつも凝ってきます。背中が凝ってきたな、肩甲骨周りが固まってきたな、と姿勢を正すたび、このごろ背中から「ゆでガエルになるな!」と聞こえてきます。今は、これをいのちの声だと意識して怠けから脱出するために姿勢を正しています。