奇跡

今日のコンサートが終わった時、今までのようにすごかった、よかったとは到底言えないある何かがありました。生命の深奥から感動の涙が溢れます。言葉に表し尽くせぬ経験を言葉にさせていただけますことは畏れ多いですし、表現できることは光栄であり幸せです。別の人間となったような体感です。

壮大なメッセージ「生命の源」

「約４０億年前、海に発生したとされる生命。４０億年前がなければ今のこの地球に多くの生命は存在しないわけです。当然、我々人間も存在しません。生命が無い状態を考えたら、地球という大宇宙での唯一といっていいぐらいの生命体の星は、ただひとかけらの物質に過ぎなくなってしまいます。ひょっとして命の源を顕し表す今日がなければ、当然誰にもわからないことですが。。。確かに約４０億年前に生命が発生したことがわかっていても、今もってそれを再現することはできません。当然、今日再現するという話ではありません。今日の今がなければという気持ちが湧いてくるというのは何でしょう。」

このように書いてくださらなければ人生で考えることもなかったことです。「命の源を顕し表す今日がなければ」「今日の今がなければという気持ちが湧いてくるのは。。。」との表現に畏れ多く震えが起こります。聴いたことのない音を聴かせていただき、音から見たこともない図形や世界を見せていただき、ただただ驚き、何をと考えることすら傲慢に感じ、その場に居させていただくよりないと感じます。生命ない状態は、ただひとかけらの物体という表現がよくわかる経験でした。やがて物体は動き出し、何かが空間に満ち、何かが炸裂し、生命が発生する瞬間は奇跡であると感じます。先生の音も生命が発生する瞬間瞬間の音ですので、奇跡の連続と感じました。奇跡により生命が発生し、生きている生命と考えると、今までの人間としての生き方は別の生き物の生き方と感じるのです。奇跡により生命が発生したという前提で生きることがこれからの生き方と頭を垂れ、受け止めました。とても畏れ多いことと生命で感じています。今までのように生きることは終わったと生命で感じ一部が終わりました。今も先生の音から見えた図形が脳裏に残っています。どこで誰がこのような図形を見ることがあるでしょうか。想像すらできない世界を見させていただき、畏れ多いばかりです。

第２部「一人でも生きられる愛」

心の中で待ってましたと膝を打っていました。

「愛といえば、誰かとの関係で愛は成立し、それ以外は愛はないと世俗的な愛と呼べるかどうかわからない愛をイメージしているのではないでしょうか。愛が誰かとの関係の中で成立するとすれば、それ以前は一人なのにどうして愛が成立するでしょう。愛によって傷つけ合うことが数多くありますが、そんなの愛ではありません。一人の生命の中に愛が満ちてこそ関係の中で愛は成立し育まれていきます。地球上に約４０億年前に多くのエネルギーが宇宙から注がれ、生命が誕生したように愛は一人の人間のうちに沢山の愛の芽といってもいいし、愛そのものといってもいい、注がれるようにして生きてたくさん経験して初めて一人の命の中に愛が満ち人の人生が決まります。」

多くを考えました第２部の経験でした。今までであれば雑念とし払い退けようとする思いや気になっていることが続々と現れます。昨日も経験しましたが、あるから現れるのです。払い除けても払われるものではありません。あるものを受け止め、認め、大いなる存在に委ね先生の演奏を聴かせていただきます。答えのだせない苦しみが一巡りした時、次元が変わり、全体から見、自分がどうありたいかを素直に受け容れたのです。一部の経験により奇跡により生まれた生命を考え、全体と一つに生きる生命を考え、自分のあり方を大いなる存在に告げました。受け容れられたと生命で感じ、涙こみ上げました。大いなる存在はずっと寄り添いながら私達人間が自分自身で真理をわかり答えを出すまで待っていてくださることに先生の生き方そのものを見、ただただありがたくて涙溢れます。愛とわかりました。愛を経験しているので自分で答えを出していけるのです。それもこの世のことだけではなく、死んでも終わらない人間の存在としての答えを出していけるのです。大いなる存在は受け容れてくださいました。演奏のプロセスで経験しました愛がわかればこの世の世俗的な愛など愛とは言いません。愛に満ちる経験をし、生命発生の瞬間と同じ経験をさせていただいたことに気づきました。生命発生と愛の発生は同じと感じ、今、生命発生の奇跡も愛が生まれる奇跡もコンサートにて経験できます、それこそ奇跡の経験に畏れ多い気持ちばかりが湧いてきます。生きる世界も次元も変わりました。今までの延長では生きていけません。ここから生きる人生は。。。想像もつかない途轍もない人生です。人間とし生まれた限り、皆様と共にこの経験をしたいと心より望みます。６月の連続コンサートを経験させていただくと、最後は世界中の人と共に経験したいと心の底から望む気持ちが湧き出づります。そして明日も三鷹でコンサートが開催されます。とんでもないことです。ありがとうございます。