奇跡の修養の機会
銀河鉄道とお逢いできますのは、盛岡ならではです。先生のお着物の銀河鉄道を想起させる柄行きに、心は一気に宇宙へと向かいました。
前日までの仕事で固まっている頭が、生命閉ざす方へ向かいつつあったのは、音への反応の鈍さでわかり、愕然とします。それでも身体は歪みを補正していくように、背骨や内蔵が自然に動いていき、小さな音を立てていきました。今年に入る頃から続いていた不調は、この6月の連続コンサートの間にかなり変化しています。
第2部の途中で、深い瑠璃色の美しく澄んだ光があらわれました。それは頂が白味を帯びて氷河のごとく頭をのぞかせている状態で広がっており、底は見えてきません。
続くその後には、内にある気持ちと更にその先に向かう気持ちが先生の音とともに溢れ続け、涙はとまりませんでした。終演後も今も胸の奥は動き、6月最終日の今日に続いているのを感じます。
本日を以て、迎賓館コンサートの配信も含め、無事に6月のコンサート20回に参加させていただくことができます。
通常でしたら、大変難しいと考えておりましたが、奇跡とも言えるこの度の修養の機会を頂き、誠にありがとうございます。
本日もコンサートの一席に身を置かせていただけます恵みに感謝申し上げます。