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天女舞う空を仰ぎ


 京都にまだ地下鉄がなく、路面電車が走っていた高校生時代、京都にきたらまず始めに行っていた八坂神社です。今は八坂の塔の方が心に重きを示すようになりました。ホテルで自分で着付けをし、駅前でまつ友に会うため歩いていると、昨夜落としたことも気づかなかった自分の手袋の片方が目の前に落ちていたので、流れるようにそれを拾って、驚きの気持ちのままに進むのでした。こんなことってあるのだろうか。友と会う前に用事を済ませるため、違う道を歩いたので、手袋を見つけることができたことも偶然すぎます。マーブリングのお着物で、高麗ギャラリーカフェに行き、豊かな経験をし、久しぶりに八坂神社にも連れの友と行きました。珍しく人もまばらに空いた境内で、ふと呼ばれるように仰ぎ見た空には、いくつもの天女舞う雲が、軽やかに泳ぐようにし、まるで京都高句麗伝説をお祝いしているようでした。小春日よりのような暖かな日差しの鴨川の畔を友と喋りながら歩き、なんども喜びあった瞬間瞬間は永遠に生き続けると感じます。この日は午前中に、気になることにけりをつけ、余計なものをなくし、参加する、と決め、実行し、挑ませて頂きました。そして、挑んだ結果は予想以上によかったのです。京都高句麗伝説では、好太王様の光と出会い、号泣しました。真の自分をとりもどし、出会ったら共に生きていく、の詩はより清んだ音で内面に染み入りひとつにありました。先生の演奏される音は、青い宇宙空間を噴射するように、内面を通り抜け、どこまでも拡大し、席にすわっていながら、魂はそれとひとつにただもう、透明な存在と化していきました。人間存在のはたらきは未知なる可能性を秘め、現実の学者等は未発掘であると我が身の経験を持って感じます。青い光、青い風、と表現にありました、好太王様の魂甦る、京都にて詠まれます高麗さんの即興詩は、おびただしい虚構の嘘で作られた歴史を蛇腹のようにし折り畳むようにし、光で一気に粉塵させ、真の愛で世界で包み込む、世の中大逆転のはたらきを彷彿させます。あまりにも静かにありながら、世界を愛で制覇していかれる最高の美、と表現いたします。アンコールの詩では、あまりにも懐かしく魂は、求め続けていた、魂の愛に出合うことができ、感無量です。この魂でずっと生きていきたい気持ちです。ありがとうございます。

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石巻 旧観慶丸商店にて
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盛岡にて
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4月25日以後のコンサートについて