大熊信行氏ー柳宗悦氏ーウィリアムモリス氏
興味が様々広がる様も我ながら驚いています。
さて、「生命再生産の理論」大変興味深く読んでいますが(以前に挫折したのがとても信じられないくらい!!)、著者の大熊信行氏がじつは、陶芸繋がりで今まで少しばかり興味を持っていた民芸運動の主唱者柳宗悦氏、ともにウィリアムモリス氏という方を研究されていたことを発見。さっそく著書の「素朴で平等な社会のために」を取り寄せています。
同時に、直接の繋がりは今のところ見当たらないのですが、手嶋龍一氏・佐藤優氏共著の「ウクライナ戦争の嘘」という本にも興味を持ち、驚くほど熱中して読んでいます。
今までウクライナのことはなにも知らないに等しかったんだな。意味もわからず可愛そうだなと思っていただけだったんだなと漠然とした知識しかなかったことをまざまざと感じています。じつは地域ごとに全く異なる文化を持つことや、ウクライナ西部のガリツィアの都市リヴィウの「埋もれた宝石」と呼ばれるほどの美しさ。ウクライナ政府が声高に叫ぶ民主主義を守るための戦いの胡散臭さ、プーチンを悪者にすればよいとの安易さに対する危険、もしかしたら核戦争に突入する可能性、、、まだ自分の目と耳で直接確認したわけではないですが、全く知らないことや疑おうとしなかったことのなんと多いことか。安易に戦争禁止と唱えるだけでは何の力も言葉に宿りませんね。
スマホをほとんど触らないようにしたこと(多くても2時間程度)、食事や運動、睡眠を整えたこと。どれが影響しているかわかりませんが、外側に対してと内面への興味がより深まっていきます。多いときは一日に10時間も12時間もスマホで遊んでいたのに、今は一分でも(調べる以外の目的で)スマホを弄る時間が勿体ないと感じるのも驚きの変化です。
話は跳びますが、久々に美術館にも行きました。木島櫻谷氏の「山水夢中」というタイトルの展覧会です。その存在感や迫力、愛とも言うべき対象への観察の深さに圧倒されました。生命の懸け方が違うとはこういうことかとハッとしました。
改めて、こうして頭を空っぽにして、少なくともモヤモヤしたまま放っておかず、問題を整理できるよう、書き出すことはとても気持ちがいいですね。解決しようとの力(問題によっては様子見、保存することはあれど)が湧いてきます。
さて、明日はコンサート。楽しみにしています。
ありがとうございます。
中川秀之