大事なひと時
今年も八坂の塔の下で、先生のお餅つきに参加させて頂けたことに、何より感謝申し上げます。ありがとうございます。先生、高麗さん、皆さんとお会いできることが、こんなに嬉しいことであり、何の憂いもなく屈託ない自分で居られる場は、他にはないとつくづく実感しました。コロナ禍であっても、どんな時も、たとえ何があっても、やり続けることを昨年一年間は、講座、コンサート等で目の当たりに先生、高麗さんの姿勢を学ばせて頂きました。目の前で、お餅をつかれる先生の姿と、砧の音を心に刻むひと時は、人と人が出会い集う場の何より大事なことが分かります。桐箱で頂いた、正に「今」の瞬間、瞬間の積み重ねであります。
二階で先生の器を拝見していると、私はやっぱり焼き物の陶器が大好きなんだと分かります。土の息づかいを感じ、そこに現れる美しい彩りに、この世を忘れて不思議な空間にいるのです。そして、自分が何に惹かれるのか、どういうものが好きなのかが、はっきりと浮かび上がります。先生の器を通して、昨年の自分とは違う自分を見い出すひと時です。その面白さ、楽しい豊かな時間を過ごしました。神様の御神酒を頂く、神聖なる盃に魅入ります。高麗さんともお話できて嬉しかったです。ありがとうございました。