大ジェンダー講座
女性の賃金が安いことが日本が落ちてる原因とお聞きしました。女性の存在や能力がいかされてこなかった男社会は沈没寸前です。
日本ではじめての老人ホームを創っていくときのことを掘り下げてお聞きすることができました。このままだと、日本なくなる、自分がやらなければ日本で誰もやる人いないと腹くくられたこと。しかしそこから、お金ない、話通じない、相手は学閥社会で、不可能を動かしていく過程は、これこそが真のジェンダーのパワーなのかと衝撃をうけました。地域にひらかれた建物、入口のレリーフ、お茶室、3階の厨房…etc、働く人、住まう人、みんなが生きられる場を創り上げていけるのは、想像もできない豊かな愛です。そこから生まれるエピソードひとつひとつは奇跡と感動の物語で、先生は医学的には絶対立てないと言われた人を立たせ、歩けないと言われた人は立って歩き、、、そして「いだき講座」を開発してくださいました。舞台上の先生に途方もない巨大な存在を感じました。男女が真の恋に落ちる衝撃と「いだき」と出会う衝撃は重なると感じます。
きのう母は84歳にして初めて先生のジェンダー講座に参加しました。父のいる家にはいたくない、先生のお話をお聞きしたいと、まことにジェンダー的な理由で参加を決めたのです。当日は朝から体はしんどそうで長時間座っていられる自信がないと言っていましたが、先生のお話にひきこまれ6時間座っていられました。「先生はこの世をこえた御方」「お話を聞けるだけで幸せ」と、とても元気になりました。
大きな大きな、大ジェンダー講座を、ありがとうございました。堤 康晴