KEIKO KOMA Webサロン

大ジェンダー


何もかも訳がわからないままでは終われない、何がなんでも、分かりたいジェンダーです。
学校の勉強も決まった仕事をこなすこともやればできないことはないと感じて生きてきた人生の中で生まれて初めてこんなに理解できない、訳の分からない、頭の悪いことがあるのかと絶望感から始まった男女のことです。いだきと出会う前に苦しんでいた悩みのほとんどの原因は運命と分かり、運命が解かれた後は努力では改善できなかった性格がガラリと変わり、何でも実現できるような気がしていました。しかし、すぐに男女の問題にぶち当たりました。自分の感覚、エネルギー、人生の方向性を見失っていく、この状態は一体何が起こっているのか、長い期間分からないまま続きました。次第に、この分からないという状態こそが、人類の危機であることはわかってきました。男女の関係が真っ当になれば、世界が変わると仰る先生の言葉の意味がわかるようになってくる今、何が何でも絶対に分かりたいことと感じています。

今日は、「人間が人間になったのは、男と女の性交だけ」とお聞きしました。人間の元を辿ると、現在の研究では1000万年前ほどまで辿れることをお聞きしました。1000万年という月日と、「女が女に、男が男になるまで、どれほどの時間がかかったか、、」という先生の一言に衝撃が走りました。生まれてからたった25年の人生で自分の女性性を語る愚かさに自分はなんて馬鹿かとショックを受けました。そして同時に喜びが溢れました。女性が子供を生むという身体機能は1000万年前も変わらずあったとすると、女性が子供を産み育てるという営みは生命賭けであったと感じます。そこにあった「女性のしたたかな戦略」とお聞きするだけで胸が高鳴ります。自然界は危険であったはずで、強い男に守ってもらうことで女性が幸せに、子供を産み育てていける環境をつくってきたことは想像できます。男は女を守るために強くなければならず、女性は男を魅了するように胸は大きくエロティックに身体が変わり、体型から装飾品から美しくなければならない、その男と女の営みこそ、人類を進化させてきたことは涙が出るほど美しく感じ感動しました。女性のその戦略で人類は今まで生き延びて来れたことは考えれば考えるほど奥深く感じます。

一方で、エロティックであることや、女性である自分が男性を魅了するために自分を着飾り美しく魅せることは罪であるという潜在的な意識が頭をかすめては、再び絶望感に落ちそうな不安が出たり引っ込んだりしていました。先生は有史以前の男と女の豊かさや、人間が人間になった元が分からず、男だけ、女だけになってしまうのは宗教の肉の否定、すなわち原罪、すなわち女性の否定によるという歴史的な背景をお話しくださいました。質問させて頂き、ご指摘頂いたパウロのローマ書を久々に見てみました。肉欲を満たすことは罪深く断じて禁じ、聖なるものと交わることをここまでかというほどに説いていました。やろうとしてやれない、意志が意志として継続しない原因が肉、すなわち女性の肉体、情欲とされているという先生のお話は、感覚的に違和なくよくわかるのです。なぜ頭では理不尽だと思う「この感覚が消えないのか。」という私の問いに対しての先生のズバリなお答えに心より感謝致します。消えない理由は、今の関係にあるとわかったことは、言い換えれば関係が変われば消える可能性があることとわかり、希望が生まれました。このままでは関係を継続させていくこと、人間が人間になってきた元を取り戻すこと、分かることのできないまま、最後は孤独死という恐ろしいシナリオまで見えました。「意志」という言語はパウロ以前にはなかったということも驚きでした。意志という言語がなくても、男と女が関係を続けていくという意志なる状態がずっと前からあったという先生の表現は自分の感覚では未知なる体感でした。意志を貫くとは欲を否定し一人になることではないと知ります。一人になるのは簡単です。一人になり最後は孤独死というシナリオは、運命付けられた過去のシナリオと感じる今、一人では見つけられないことを間違いなく探求していきたい意志があり、今こうして向かっていると考えます。人間が人間になってきた元を絶対に取り戻さなくてはいけないと仰った絶対にという先生の言葉が内に残り、人間になるということは女になるということかと、1000万年から続いてきている人類の男と女に想いを馳せます。自分自身の肉体に対して、人類の進化の賜物かと考えると不思議と畏怖を覚えます。ジェンダーが要であるということは益々確信致します。

大ジェンダーを心よりありがとうございます。

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