KEIKO KOMA Webサロン

大きな道筋


どうしても咳が出てしまうので、高句麗伝説の時間内は咳が出ませんようにと、それだけが気になり願うようにして開演を待ちました。ところが、始まると同時に表された世界は、そんな些末なことなどどうでもよく、ちっぽけな自分の中の何もかもが吹き飛ばされます。後で、自分が恥ずかしくなりました。先生が太鼓を叩き続けられる姿を、その後直ぐに笛を吹かれる姿を、タオルで顔の汗を拭われる姿を、ただただ見つめ、表される世界の中にいました。高麗さんのお父様の「父」の音楽が流れ、先生のクラリネットがこれ程までに深くあたたかく、しみじみと染み入るように包み込まれたことがあったでしょうか。涙が出る「父」です。今に至る大きな道筋が見える高句麗伝説です。ありがとうございます。

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比叡山にて
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電力ホールにて
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六本木 高麗恵子ギャラリーにて