大きな木
府中でのコンサートのメッセージ「打ち明ける」ぶちあけるとのふりがながふってありました。「「ぶちまける」とも云い、思っていることを洗いざらい隠さずに表現することです。隠し事はありながら「普遍的な愛」は成立するでしょうか。」全くその通りですと、深く頷き、受け止めました。「かといってなんでも言っていいということではなく、場所とか時とか、相手をわきまえなければいけないというのは、常識の範囲でしょう。「ぶち明ける」と言っても表現力、あるいは表現方法は人それぞれ違います。限界があります。人の命はよくしたもので、相手をそのままに感応、感受する能力があります。現代はこの能力は特有の訓練を要します。打ち明けて、本来の愛を経験してください」とのメッセージではどのような経験ができるのでしょうかと楽しみでした。
演奏が始まると、ある時、突然私の体の中に大きな木が入ってきました。大きな木は男の人のシンボルと感じました。それも以前先生の中に入ってきた大きな男の人とよく似ていました。やがて大きな木は空間に宇宙の中心と立つ大きな木と一体となり融合し、私の生命の内も空間も大きな木となっていました。どのようなことを表しているのかと考えました。私は「いだき」となったと受け止め、一人心の中で驚喜し、お祝いしました。時にはピアノの音と共に、モンゴルの大草原を馬に乗って走っているようでもありました。地平線が見える草原を風とひとつに駆け抜ける爽快感、至福感に包まれました。この体感とメッセージの内容がどのように繋がるかは今後わかっていけると考えます。とても心地よい一部での経験でした。実際にモンゴルの大草原で馬に乗った時に最も私らしいと体感したように、今日の爽快感は最も私らしいと感じる心地良さでした。
第2部は、「正しいこと」とのメッセージです。
「 正しいことはきちんとやり続ける、一人、弱い力で始めてもやがて力がつき、はっきりとしてきます。普段、正しく生きていればまずは直ぐ行うことです。やり始めた時には物事につけ人間関係につけとても豊かな時を迎え、経験し次。。。次。。。次と、新たにはじまり新世界の一助となります。正しいことは途方もなく素晴らしく美しく、それまでの経験を遥かに凌駕していることに驚愕します。」
とても勇気づけられ、やりがいを感じるメッセージに生きる力を与えられます。演奏をお聴きしていると、今度は地平線が見える砂漠が見え、アラビアのロレンスを想像する場面が見えてきました。アラビアのロレンスの舞台となったヨルダンの砂漠に行った時のことを思い出します。「風の花」という詩を書いた砂漠です。このようなことを思い出すのもメッセージとどう繋がるかと考えても答えはなく、砂漠で風に吹かれている感覚となり、永遠を感じた砂漠での経験が蘇るのです。そして正しいことは光と見え、正しいことを行えば光がたくさん生まれ、光と光が出会い、空間すべてが光となる光景が見えました。私は真を表し生き、真を実現するように動けば良いだけなのだとわかります。今までの習慣でしたが、大切なことが無事にできるように万全に備えるように生活をし、体も整えようと食べ物も調整することに気を使ってきました。が、備えることに多くの時間を費やし、一番肝心なことに多くの時間を使えない有様が浮き彫りとなり、先生のピアノの音とリズムは、光を表し、光満ちる世界があっという間に広がる動きを教えてくれました。肝心なことを無事におこなう為の備えは当たり前のこととわかります。当たり前のことは当たり前にし、最も必要であり肝心なことに取り組む時間を多くすることを教えられました。先生のピアノと一体となると心地良く、このまま生きていければ最高と感じます。今まで聴いたことのない音色や響き、倍音から世界中の神話を見ているようでとてもロマンあふれる演奏でした。神秘的であり、なんと表現したら良いかわからない程、豊かでロマンに溢れています。砂漠で蜃気楼を見ているようでした。人間の真の美しい香りを知ったような体感でした。人間はこんなにも美しく生きていけることを大草原を駆け抜ける心地良さから、また砂漠にて風に吹かれ、風に舞う砂が砂漠に咲く花のように見える神秘的な光景が見えることから感じ、人間の持つ計り知れない力を感じるのです。これからこの力が現れるならば、素晴らしい人生を生きていけると希望を感じます。「正しいことは途方もなく素晴らしく美しく、それまでの経験を遥かに凌駕していることに驚愕します」とのメッセージが心にあり続けています。正しいことをやり続ければ、今日の音から見えた神秘的な経験ができ、想像もつかない程素晴らしい人生を生きていけると感じ、これからに夢を抱きます。いだきで生きてきた今までも夢のまた夢と表現したい人生でしたが、これからはそれまでの経験を遥かに凌駕しているとは真に驚きです。昨日と今日のコンサートではこれからの生き方を丁寧に教えていただいたと感じています。体に音もリズムも鳴っています。今後経験したことを実行します。最後のアンコールでは、詩人の魂を活かしなさいと聞こえ、魂震えました。真の自分の光を表し、光を曇らすことなく生きることが正しいことと受け止めましたので、光を表し生きていきます。聴いたことのない音を聴ける人生は可能性に満ちています。4度も調律をしていただいたとコンサート後に先生からお聴きしました。聴ける私たちは真に幸せ者です。世界中へとお伝えしたい気持ちが湧き出づります。何としてもお伝えできますようにアンコールの時に受けたメッセージをきちんと受け止め実現できるように向かいます。ありがとうございます。