夢を感じられる空間
高麗さん製作のマーブリングの天井や壁掛けがあるディサービスを想像しただけで自分も行きたくなってしまいます。これからも増え続ける高齢者のことは本当に気が遠くなるほど大変な時代とわかります。がどこにも解決策が見出せない現状は私の母が97才なので色々経験しています。母にとっていちばんの問題は、ディサービスでも、ショートスティでも、夢がない空間の中で過ごすしかないことです。幸い母は人と接するのが楽しいと喜んでディサービスに行っていますが、ショートスティは様子が違うようです。老人ホームということでは、私も音楽療法という一つのプログラムのなかで時々ディサービスの音楽会で歌うことを十数年活動させていただいていますが、少しでも老人ホームの空間とは違うひと時を皆さまに過ごしていただけたらと感じ、衣装などいろいろ工夫しながらやっていますが、マーブリングのカーテンや、天井があったら、どれほどの異空間になるのか、想像するだけでときめいて、私も行きたい老人ホームと思わず言ってしまいます。自分も間違いなく年はとっていくので、他人事ではない現実に、これからの仕事を創るという方向性のなかに、夢ある空間とか、趣味を活かせるような場所、空間とか、ときどき考えるようになっています。その前に、新しいことをするためにも今は体と頭が変わることが必須というほどの日々です。