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多賀城 愛


この日を迎えるまでのプロセスはものすごく、多賀城とはやはり普通の地ではない・・・と改めて噛み締め、迎えた当日でした。
私自身は東北で暮らしたことはなく、繋がりは父方が福島出身というだけです。そうであっても、昔から東北の歴史を題材とした小説や本を読み漁ってきた私には「阿弖流為」という名をお聞きするだけで胸の奥から熱く湧き立つものがあり、当日に向かう体の変化もすごかったのです。多賀城の真実の歴史が表にあらわれることは現地に暮らしておられる方々だけではなく今日本に生きる誰の生命も解放されていくのだ・・・と深く実感し、向かわせていただいた日々でした。高麗さんが書いてくださっているように、活動出来たこと、行商活動に参加出来たことが本当に嬉しく幸せです。高麗さんが内面あらわすミーティングを常にしてくださり、生きる核が明確に表現出来るようになってきたことは宝ものです。会場に向かう前に行かせていただいた「幻のコグリョカフェ」にて書いて下さった魂の詩も涙よりなく、これ以上ない宝ものです。ありがとうございます。
コンサート会場の準備をし、ホールが開場時刻となり、入り口でチケットを受け取らせて戴きました。皆様からチケットを頂戴しながら、こんなにも皆様をお迎えすることが嬉しいなんて・・・と体の芯から喜びが溢れて止まらなかったのです。東北にお住まいの方々はもちろん、全国各地ご遠方にお住まいの方々も、喜びいっぱいのお顔でチケットを握り締め、続々と入り口にお越しになるのです。チケットをいただくことが嬉しくて嬉しくて、皆様とご一緒にこの日を迎えられることがこれ以上なく嬉しくて、生命の芯から幸せでした。第一部、ロビー当番の時にお聞きした中継を通しての音はなんとロマンチックで美しく・・・ロビーにいても音と一つになれました。場内でお聞きした第二部は、降り注ぎ包まれる愛、愛、愛・・・「多賀城から東北の新しい愛」というタイトルに、涙よりありませんでした。素晴らしく、あまりに素晴らしい、多賀城コンサートを本当にありがとうございます。高麗さんが「東アジアへつながる道」が見えたとのお言葉にも高揚し、これから来年6月23日という日に向かっていけることが嬉しくてなりません。この日々を、この経験を誠にありがとうございます。

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フィルハーモニー会場にて 2
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吉祥寺ペニーレーンギャラリーにて
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福島の桃