夏の日に
名古屋の故郷に戻り、亡き母の家を整理しています。真夏には珍しく、心地よい風が吹き抜け、懐かしの蝉の声とともに父の言葉「自分の国は自分で守る」が耳に響きます。戦後の混乱期に、進駐軍が滞在していた地で育った母は、いくつかの事実を語りました。そのうちの一つは教科書のページを墨で塗りつぶすことを強いられた経験です。なぜ疑問を抱かず、教員の指示に従ったのかと、戦後教育の恐ろしいはじまりを語っていました。
私は幼少期から、祖母の信仰する宗教の教えに疑問を持ちながらも、平和への願いを胸に秘めてきました。そして、いだきしん先生や高麗恵子さんとの出会いを通じて、真の希望の光を胸に抱き、平和実現への揺るがぬ気持ちが強まりました。8月9日のコンサートでは、計り知れないおはたらきの中にあり、深い経験がさらに深まり、魂の表現への道を見つけました。「長崎を最後の被爆地に」というメッセージに共感する方々と出会っていきたいです。無限の宇宙と交わりながら、新しい愛を実現する存在とし生きる道は人類の希望です。先祖の代表とおっしゃって頂いている意味が、日々深くなっています。今、この貴重な瞬間を、魂の応援団とともに、美しく生きて参ります。
ありがとうございます。