変化の痕跡
三鷹のコンサートに参加させていただき
第一部のメッセージが始まる前から、
目の奥が熱くなり、身体がふるえていました。
場の重みを、
より深く認識しはじめたことによる緊張が、
身体中を覆っていました。
数ヶ月の間、
言葉が通じない
どうやっても分かり合えない
こんなに引き裂かれるなら、
消えてしまいたい
生きなければならない状況も重なり、
その状況がさらに、
自分自身の内側を引き裂いていく。
どちらを選んでも生きる道はない、
分断しかないような選択を迫られる状況に、
落ち入っていました。
それでも、
関係を切らずに踏みとどまりました。
ひとりになる時間をもち、
回復していく過程で、
何も伝えていないのに、
相手に微かな変化を見ました。
メッセージの言葉を受けて、
コンサートの間中
そのことを、
ずっと思い返していました。
コンサートが終わると、
胸の中が愛で満ち、
温泉のお風呂上がりのような、
無垢な状態になっていました。
現実としては、状況は変わっていない。
それぞれが抱えている問題は、
まだ先延ばしのままです。
それでも、
それぞれが息をすることのできる余地が生まれた。
そのひとつの事実を見ることができたことが、
わたしに起きた変化でした。
説得でも、伝える消耗ではなく
双方に起きた変化
期待とも希望とも言えない。
よくやった、という感覚もない。
けれど、
その場にはたらいてくれた尊い力に、
ただただ、身を低くしています。
