在るがまま

少人数のコンサート、迎賓館初の「ビデオ講演会」とその場で経験させていただけましたことに深く感謝申し上げます。

流石にこの度は、世田谷ナンバーの派手なスポーツカーで乗り付けることは出来ないと感じ、ほとんどエンジン音もしなくて地味な色の車を借りていきました。皆様に安心して乗っていただくこと、先生や高麗様に余計な心配をさせてはいけないと考え、事前から徹底した消毒をして備えました。新しい動き方を身につける事は緊張もありますが、とても愉しくなってきていて、気づきや学びも多く、日々改善し成長していけることがありがたいばかりです。そして一番うるさいのは「意識」と、目に見えるようにわかり、身体も敏感に反応します。日々、心清めながら生き続ける訓練にまでなっていることにも感謝します。

得も言われぬ美しさ、清々しい若葉が陽の光にキラキラ輝く比叡山を登り、到着しました。この上なく素敵な館に身を置かせていただくひとときがとても貴重です。東京オリンピックの開会式にパイプオルガンを、という先生の御言葉を実行しようと、即座に高麗様が場所探しからはじめて下さいました。先生専用で自前のホールを建ててくださり、状況を変えるコンサートを開催して下さいますことに、多くの魂、生命も御礼を述べていると感じます。置き場も決まっていないのにイタリアまで行かれて特注されたピアノです。ファツィオリさんはじめ製作に関わった方々も聴けていたらいいなとベネツィアの光景が目に浮かびました。NPO高麗迎賓館オープンに至るプロセス、その後の歩み、全てに深く感謝するのです。

いだきしん先生のコンサート。感動という二文字を無限に並べても足りないほど感動しました。その場に居られた幸せも言葉では表しきれないです。中でも第二部では、存在論でお聞きしている「在る」ということをわかり涙がとまらなくなりました。日頃なんと余計な事を思っているのかと気づきの連続です。そして最もうれしかったことは、宇宙の果てというのか先というのか、これまでとは比較にならぬほど「先」が見えたのです。どこまでも見えていく経験は神秘的で美しく、人生変わる経験でした。こうして生きる先に、新しい未来が待っていると、新たなる大きな希望を抱きました。

２度にわたり、お清め珈琲を、誠にありがとうございます。神々しくて美味しくて、仲間と顔で表現し合いながら頂く一瞬に、王と共に創りあげる国創りのよろこびがあります。そして先生のお気持ちもとてもうれしく存じます。３月の盛岡、そして迎賓館と、日ごろのコンサートにはない、途轍もない経験をします。いつも途轍もないコンサートですが、全く違うのです。裏を返せば、日ごろいかに表現の邪魔をしているのかもわかり、「皆が最高のお客さん」である事が、世界平和実現へ向けて大きく貢献できるとわかります。
コンサートや講座の直後に高麗様のお話をお聞きでき、理解深まり、更に新しい力生まれることに感謝します。この自粛ムードの中で何を考え、どう生きるかがこの先の人生を決めると考えます。

これ以上ない、尊い経験を、真にありがとうございました。

その後、マーブリングまでなさったと知り、ただただ深く頭が下がりました。

ありがとうございます。