KEIKO KOMA Webサロン

喜びの香り


雨上がりの夜道を歩いているとふと芳しい甘い香りがして、”あっ、金木犀だ!”と気がつき目線を上げると、仙台の路地に遅咲きの金木犀が咲いているのを見つけました。

北東北には咲くことがなく、私には馴染みのなかった金木犀のことを知ったのは、高麗さんの詩に出会ってからでした。

香りよりも先に言葉を知り、それから何度となく秋を迎え、実際、何度となく通る道だったので金木犀はずっと咲いていたのだと感じます。

失っていた香りの感覚を取り戻したことが嬉しく、金木犀の香りに秋を感じるあたらしい喜びを知りました。

一度失ってしまった身体の感覚も、感受性も取り戻すのは、容易いことではないと感じています。それでも未来に向かい生きていく意志に変わりはなく、だからこそ先生のコンサートや講座が最大の希望です。身体を大切に、いまの時を活かします。

先生、高麗さん、盛岡よりありがとうございます。

 

 

KEIKO KOMA Webサロン
続き
KEIKO KOMA Webサロン
結工房にて
KEIKO KOMA Webサロン
りんどうの花